わからないことだらけ
AI崩壊という映画をみた。あぁ、これは感想を書いておかなければと思った。そのくらいに退屈だった。
AIという比較的新しいテーマを取り入れつつ、なんのひねりもないストーリー。ハラハラもしないしドキドキもしない。誰もが予想できるような展開、そして結末。
数十年前に手塚治虫が書いた漫画、ドラえもんの映画を思い出した。この映画を見て「手塚治虫ってすごかったんだなぁ」と思った。
悪いのはAIじゃなくて、それを悪用する人間。結局はそれなのだ。人工知能が勝手に暴走することはないだろうというのが僕の考え。
僕はシステムエンジニアでして、こういう仕事をしていると面倒だなぁと感じるのがセキュリティに関すること。面倒だなんて思っちゃいけないんだろうけど。
悪意をもって攻撃してくるのは人間であって、その人間が余計なことをしければセキュリティなんて考慮する必要はない。だけども現実にはそうはいかない。他人から摂取しようとする人間がいるから。他人を傷つけて、蹴落として、自分がその上に立とうとする人間がいるから。
プログラムっていうのはとても真面目です。人間が書いた命令文を確実に実行してくれます。それを言い換えると融通がきかないってことにもなります。一箇所でも命令を間違えると動きません。また、与えられた命令以外のことは一切しません。
僕も融通がきかない人間であり、頭のかたい人間です。システムエンジニアでありながら、「なんでこんな文字を羅列しただけでシステムって動くのだろう」などと未だに思うことがあります。
でも、そんなことを真面目に考えていると仕事は進まないので、気が付かないふりをしながら毎日仕事をしています。知らなくてもなんとかなる。世の中わからないことだらけ。