人が死ぬのってしかたがないことなの?
昨日の記事にも書きましたが、おばあちゃんが他界しました。
最後
食事を喉に詰まらせちゃったらしいんですね。面倒を見ていたのは、息子、わたしから見れば、オジにあたる人です。詳しくは書きませんが、とてもやっかいな人です。
「オレが詰まらせたわけじゃないし、年寄りなんだから、仕方がないじゃないか。」
自分で面倒を見るからと強引におばあちゃんを引き取ってから、わずか1年半。あっけない最後です。老衰とか病気で亡くなったとかなら、なんとか割り切れるんですが、ちょっと納得のいかない最後。
確かにおばあちゃんは、食べるのも早いし、転ぶのわかってても、さっさと歩こうとするし、ゆっくりでいいよと言っても、いうこと聞かないです。ですから、原因はおばあちゃん本人によるものが大きいことはわかっています。それに結構な高齢ですしね。高齢者が喉に物詰まらせるのは、よくある話といえば、まあ、そうです。
仕方がないの?
でもね、それを仕方がないって開き直るその言葉が許せない。反省して頭下げろなんてことは思わないけど、開き直るその態度が気に入らないんですよね。
「歳も歳だし、仕方がないよね。」
叔母もそういうんですよね。他の人も口を揃えたかのように仕方がないというんです。わたしの父が亡くなったときも、同じような感じでした。確かに亡くなったことを悔やんでも仕方がないです。でも、わざわざ口に出して言う言葉じゃない気がするんです。実際、イヤでしたもん。親が死んだのに、それを仕方がないって言われるのって。
面倒な相続の話
おばあちゃんには、そんなに多くの遺産はないはずです。わたしは、代襲相続人にあたります。遺産よこせとか全然思ってないんですけど、オジに渡すのがイヤなのです。一応、ルールに則った形で遺産相続することになります。面倒なのは土地、建物です。誰も住まないのであれば、処分も考えられるます。しかし、おじは1年半前に帰ってきて、住みついています。ずっと行方をくらましていたのに。わたしは、オジはおばあちゃんが死ぬころを見計らって帰ってきたんだと思っています。
いろいろありますよ。子どものころには想像もしていなかったことで悩まされることが多くなってきています。これが片付いたら、平穏な生活が送れると思っても、定期的に面倒ごとはやってきます。
おばあちゃん、苦しかっただろうな。のどにモノ詰まって息できなかったんだからな。