ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

気持ちに余裕を持たせるには

情報過多

情報の拡散

身内の不幸があったときくらいしか、親戚のおばちゃんと一緒に食事することなんてないです。見たこともない親戚なんかもいたります。訃報なんて、身近な2~3人にしか話をしないですが、それでも不思議と遠くの親戚まで伝わり、集まってくれます。情報ってこうやって拡散されていくんでしょうね。情報の信憑性なんてともかく、自分にとって面白そうな話は、尾ひれはひれをつけながら、自然と拡散されていきます。

 

便利さと引き換えに失ったもの

便利な世の中になりました。おばあちゃんが生まれたころにはテレビもありませんでした。それが今や、インターネットを使えば、世界中の情報を手に入れることができます。しかしね、となりのおじいさんが一ヶ月前に亡くなったことは誰も知らんのです。

 

昨日の寺の住職の話です。わたしもアパートに住んでいたころには、となりに誰が住んでいるのかなんて知りませんでした。知りたくもなかったですし、知られたくもなかった。自分だけの空間を誰にも邪魔されたくなかったからです。

 

昔は近所の人や親戚を頼らざるを得なかったのでしょうね。醤油がなくなれば、となりに借りていた時代もあったんですよね。今は24時間あいている近くのスーパーに車で行けば、すぐに手に入ります。夕飯のおすそわけも冷蔵庫を持てなかったころの文化でしょうか。

 

便利さを手放すことは難しい

便利さを手に入れた分、なにかを失ってしまったのでしょうか?モノにも同じことがいえるはずです。しかし、一度知ってしまった便利さを手放すことは、なかなか難しいです。

 

今には今のよさがあります。昔には昔のよさがあります。今がいいとは限りませんし、昔がよかったとも限りません。時代がどうとか、他人がどうとかじゃなく、「自分がどう考えるか?」でしょうね。今はそれが難しくなってきている。あまりにもたくさんの情報があって、なにが正解でなにが正しくないのかの判断が難しすぎるんだと思います。

 

自分に余裕をもたせる

人の気持ちも立場によって違います。ただ、他人を思いやる気持ちが少しでもあれば、うまくいくことも多いんじゃないですかね。自分がされてイヤなことは人にもしない。自分がされてうれしいことは相手にもしてあげる。そうするためには気持ちに余裕がないと難しいでしょうね。気持ちに余裕を持たせるにはどうすればよいか。時間に追われないこともひとつの方法だと思います。

 

  • 効率的に仕事をする
  • ダラダラとテレビみたり、スマホみたりしない
  • 今日いちにちの自分をふりかる時間をつくる
  • きちんと寝て、ココロも体もリセットする

 

方法はひとそれぞれでしょうが、大切なのは、こういったことを考えることだと思います。言うは易し行うは難し。