モノを減らすと在庫管理が容易になるのウソ
必要最低限のモノで暮らすと所持しているモノの管理できるから、ダブって買うことはなくなるという都市伝説があります。そうこれは都市伝説。なぜなら僕はダブって買っちゃったから。
買ったのはね、台所用洗剤です。詰め替え用ね。お得な二回分って書いてあるやつね。
詰め替えのボトルは無印良品の一番小さいであろうポンプ式のボトル。真っ白だと汚れが目立つから、使っているのはグリーンのそれ。
流しの横にそれが二つ置いてあります。ひとつは台所用洗剤でもうひとつはハンドソープ。ハンドソープは母親がメチャ在庫を持ってて、それが未だにある。もう五年経つけど、未だに在庫はなくならないし、あと五年は持ちそう。
「台所用洗剤がもうすぐなくなるなぁ」と思いながら、数ヶ月が経ったわけですよ。在庫はできるだけ持ちたくないからギリギリまで購入しない。台所用洗剤など「もうすぐなくなる」と思ってから数ヶ月はもつことを経験上知っているので、ここ数ヶ月「もうすぐなくなる。もうすぐなくなる」なんて心配しながら日々を過ごしていたわけさ。
いよいよ洗剤の残りが五ミリを切ったとき「買うしかない」と思い5%OFFの日に近所のスーパーでそれを買ったのが昨日のこと。洗剤って買ったら、なぜかビニル袋に入れてくれるよね。なんで?洗剤漏れないと思うから袋に入れてくれなくても大丈夫だよ?そんなことはさておき、それをストック品の定位置にしまおうと扉を開けたのね。
「…。洗剤がある。」
なんで?誰が買ったの?しかも全く同じ種類のが二つ。「ストック品増えちゃった。増えちゃった。増えちゃ・・・。」頭の中で連呼する。「僕はここにいるよ?」洗剤が僕に訴えかける。そっか、兄弟が増えて嬉しいよな。僕は全然嬉しくないけどな。ストック品をできるだけ持たないように心がけていたのにな。
多分、つい最近それを買ったんだろうけど、全く記憶がない。思い出そうとしても思い出せない。忌まわしい記憶を封印しようとしている自分がいる。
今年はもう台所用洗剤を買う必要はないと思う。