ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

話のきっかけ

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「お盆は帰省されるのですか?」

 

まるで季節のご挨拶のように何人もの人から問われた。

 

「いやぁ、帰っても車もないですしね。荷物もこっちに運んでいますから」

 

聞かれるたびに僕はそう答えた。まあ、別に僕が帰省するかどうかが知りたかったわけではないと思う。それはたんなる話のきっかけ。

 

ただ不思議なことに「じゃあ、お盆休みはどうやって過ごすのですか?」とは誰一人聞いてこなかった。これは僕にとってはありがたいこと。

 

午前中の早い時間に美容院に行くと必ずされる質問がある。

 

「今日はこれからどこかに行かれるんですか?」

 

たとえ用事があっても「いやあ、特にすることはないですよ」と答えるようにしている。僕はどうもこの質問が苦手らしいのだ。かといってとても不愉快というほどのことでもない。

 

僕はその質問に毎回のようにそっけない返事をするのだが、それにもめげず毎回のように質問してくる。それは今、通っている美容院でもそれは同じだ。この質問は全国美容院協会でマニュアル化されてるんじゃないかって思うくらい。

 

話のきっかけを掴むには、今日の予定を質問することが有効な手段です。

 

きっとこんな一文があるに違いない。

 

僕の悪いところは、それが「話のきっかけ」だとわかっていても、そこから話を広げようとしないところ。どうにもプライベートに踏み込まれることが苦手なのだ。

 

別に隠したいような生活を送っているわけじゃない。隠したいならブロブなんてやっていない。まあ、ブログを見てくれている人は「僕の知らない誰か」だと思っているから、抵抗はないのかもしれない。

 

ふと思うことがある。「このブログを僕の知っている誰かが閲覧していたらどうしよう」と。それは僕にとってはとてもこわいことだ。だから僕が僕であることを特定されないようにある程度は気を使って書いているつもりだ。

 

でも、僕のことをある程度知っている人間であれば、ブログ全体の雰囲気から僕であることは想定できるだろうし、それを前提にブログを読んでいれば、きっと僕であることはわかってしまうだろう。そこまで僕に興味がある人はいないはずだけど。

 

そんな僕のはずなんだけど、今の職場で僕に興味をもってくれてる人がいるらしい。親しく仕事をしている人が僕にそう教えてくれた。

 

一度も一緒に仕事をしたことはないし、残念ながら関わりをもったこともなかったはずなのに「絶対におもしろい人」とい印象をもっているらしい。おもしろ要素なんて微塵も出したことないのに。

 

んで、今度、飲み会を開催することになりました。「アズさんを励ます会」なんだそうな。僕って励まされなきゃいけないような存在なのか。