ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

日本国内でのAirbnb(民泊)体験記、民泊って危険なの?

Airbnb

ゴールデンウィークの間、はじめて民泊を利用してみることにした。申し込みはAirbnbを介して行った。

 

 

初日、部屋に入る 

チェックインは15:00だけど、少し早い14:30頃に到着。部屋の鍵の受け渡しはというと、、、ポストの中に置いているらしい。沢山のダイレクトメールの中に埋もれるようにしてそれは置いてあった。これ、セキュリティ的に大丈夫なのかなぁ。

 

今回の民泊、実は少しドキドキしていた。正規の方法で部屋を借りているにしても、留守中に個人宅へお邪魔することには変わりない。うしろめたいドキドキ感。

 

玄関

 

エレベーターに乗り、部屋の前に到着。ドキドキしながら鍵を開ける。「中に人いないよな?」なんてことを考えながら、おそるおそる部屋に入る。もちろん誰もいるはずはない。

 

「わ、せまっ」

 

それが僕の第一印象だった。

 

部屋の中の印象 

Airbnbでは部屋の様子を写真で公開しているのだが、その雰囲気よりもかなりせまい感じがする。僕は今回の民泊以降も何度も民泊を利用しているのだが、たいていの場合、写真の印象よりせまい。部屋の紹介写真は盛っていると考えたほうがよい。

 

でも、まあ、よく考えれば普通の個人宅なのだからこんなものだ。印象と違ったってだけの話。

 

民泊用物件だと思われる

しかし、この部屋の場合、個人宅といいながら、誰かが住んでいる感じはない。民泊用物件として借りているのだろう。個人の荷物らしきものは一切ない。

 

今回の部屋はいかにも民泊用物件だが、なかにはいかにも個人宅といった感じで個人の私物が丸々残されている部屋もある。民泊用物件と個人宅の割合は8:2といったところだろうか。

 

どんなタイプの部屋を選択するか 

もっとも僕は「まるまる貸切」タイプの部屋を選択しているので、「個室」や「ルームシェア」などを選択すれば違った結果になるかもしれない。

 

Airbnb

 

周辺環境にも留意する

宿泊先の周辺環境というのは大事だ。大きな道路沿いだと夜中でもうるさい場合がある。消防署や病院が近くにあれば、ひっきりなしにサイレンの音を聞く羽目になる。

 

僕は一今回、そんな目にあった。民泊だと防音が整っていないところも多々ある。

 

Airbnbで宿泊先を選択するさいは細かい住所まではわからない。地図上でざっくりとこの辺と示される程度。だからその宿泊先の正確な位置は部屋を借りることを決めた後(要するに契約後)にならないとわからない。

 

だから実際には周辺環境を把握するのは難しいのだが、最大限の注意は払っておくべきだと思う。

 

部屋の清潔さ 

部屋の話に戻る。

 

それにしても、この部屋はなんだか汚い。僕は部屋についてからまず掃除を行った。シーツやタオル、枕カバーをまとめて洗濯した。部屋に洗濯機はあるし、洗剤もある。

 

部屋は埃っぽかった。髪の毛は落ちてるし、埃だらけ。部屋にはコロコロがあったので、それで布団の上をコロコロする。面白いように髪の毛が取れる。同様に床もコロコロする。しかし、これでは埒があかない。近くの100均に行き、雑巾を買って掃除をした。

 

民泊はそこに住むという体験ができる 

100均に行くときは軽装で行ったのだが、その雰囲気が「僕はここらヘンに住んでいます」といった感じをかもし出しており、なんだか心地がよかった。ホテルではこうは行かない。この部屋に住むという体験ができるのが民泊。 

 

部屋に帰り、掃除を再開。食器なども用意されているが、そのまま使う気にはなれず全て洗う。

 

次に簡単な夕食の準備をする。僕はこういうのがしてみたかった。旅先のスーパーでいつものように買い物をし、いつものように料理をする。日常だけど、そこは非日常。

 

民泊でキッチンは重要ではない 

でも、僕は初回の民泊以降、旅先で料理をすることはなかった。数日間の滞在のために調味料や食材を用意するのはコスパが悪いのだ。

 

部屋には調味料が用意されているところも多い。それは以前の宿泊者が残していったもののように思う。カップラーメンなどが残されていることもある。けど、とてもそんなものを口にする勇気はない。

 

掃除がされていないこともあります 

そうこうしていると、部屋のオーナーさんからメールが届いた。

 

「今日は何時に入られますか?掃除業者と連絡が取れず、掃除ができていません。」

  

汚い部屋だと思っていたら、掃除がされていなかったらしい。たいていの場合は、部屋の掃除は掃除代行業者にまかされているみたい。だけど、この掃除代行業者の掃除はどこも適当すぎる。目の届かないベッドの下などは埃まみれだったりする。

 

潔癖症の人には民泊はおすすめしない。まあ、もっとも潔癖症の人は民泊なんて眼中にないのだろうえけど。

 

で、掃除が実施されていなかったということで掃除代の3000円は返金してくれるということになった。Airbnbに支払う手数料込みで返金されるらしく3301円が返金されるらしい。

 

Airbnbでの料金体系 

Airbnbでは宿泊料金のほかにサービス料(Airbnbの手数料)と清掃料金を支払う必要がある。この清掃料金が意外と高い。

 

Airbnb

 

この例だと、宿泊料金4,590円に対し、清掃料金は3,513円だ。もう一泊分くらいの料金を支払う必要がある。ちなみに何泊しても清掃料金は同じ。だから、長期滞在になるほどお得感は増す。

 

清掃料金をとっておきながらたいしてきれいでもない部屋が多いのが僕の実感。10回以上は民泊を利用しているが、どこも似たようなもの。部屋に清潔さは求めないほうがいい。 

 

他人の空間にはすぐになれる 

そうこうしていると、あっという間に時間は経つ。そして四日後。

 

四日もいれば、すっかりこの空間は自分のものとなっている。空間となっている。別段、危険な目にあうでもなし。

 

民泊って危険なの? 

初日に注意か?

危険な目にあうとしたら、初日だと思う。部屋に入る前に誰かが潜んでいる可能性はある。だが、その可能性も低いだろう。いつくるともわからない宿泊客をただひたすら待つようなことがあるだろうか。

 

ましてや、どんな宿泊客がくるかなどわからない。わかるのは性別くらいのものだ。女性は危険だと感じるかもしれない。個人情報をしつこく聞いてくるようなオーナーであれば要注意かもしれない。

 

安いからといって飛びつかない 

あとは利用料金が格段に安いか。民泊をやる場合、その目的は部屋を貸して儲けることだ。にもかかわらず料金が格安の場合、なにか別の目的があるということも考えられる。

 

ボランティア精神で部屋を貸す人などまれだろう。人に部屋を貸すというのはとても手間のかかることだから、よほどの暇人か利益目的か、それ以外の目的がないと民泊のオーナーになどならないはず。安かろう怖かろうにならないように気をつけたい。

 

どんな体験にも危険はある 

僕の場合は民泊を10回以上利用しているが、危険な目にあったことは一度もない。たまにネットの記事で「民泊でこんな危険な目にあった!」などという記事があるが、まあ、まれなことではないかと思う。

 

ホテルを利用したからといって安心だとは限らない。上階に泊まって火事にあう危険性だってある。別の宿泊客とトラブルになる可能性だってある。ラブホテルであれば盗撮されているかもしれない。

 

なにをしたって危険は潜んでいるのだ。

 

金銭授受は必ずAirbnbを介して行う

はじめて利用する場合は金銭トラブルも心配かもしれない。金銭のやり取りは全てAirbnbを介して行われるので、これも心配ないと思っていい。

 

逆にいえば必ずAirbnbを介して金銭授受を行うこと。Airbnbを介さなければ手数料を取られることがないだなんてセコいことを考えてしまうと痛い目にあうかもしれない。Airbnbの手数料は一種の保険、安心料なのだ。

 

終わりに

ということで僕の日本国内での民泊体験記でした。宿泊先はたいていの場合、居住地域にあります。そこには普通に人が暮らしています。

 

旅行者にとってはワクワクする楽しい時間かもしれませんが、そこで暮らしている人にとっては日常です。日常は誰しも脅かされたくはありませんね。きちんとルールを守り民泊を楽しみましょう。