ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

言葉選び

「どーも」という言葉が気軽でなかなかに使い勝手がいいので、最近よく使っている。

 

お店を出るときに

 

「どーも」

 

なにかを受け取るときに

 

「どーも」

 

場合によっては「どーもです」になるし「どもー」になることもある。最も仕事上において、それを使うことは失礼にあたる場合が多いので使うことはないのだけれど。

 

僕は「ありがとうございます」を多様する人があまり好きではない。

 

「紙袋とビニル袋はどちらがよろしいですか?」

 

「紙袋で」

 

「ありがとうございます」

 

この場合のありがとうが何に対するありがとうなのかがわからない。とりあえず、ありがとうって言っておけば、間違いないだろうという気持ちが見えてきて好きくない。なんとなく会話として違うような気がするのだ。

 

僕も「ありがとう」という言葉の便利さからそれを多様していた時期があった。あれはテレビの中だっただろうか、「どーも」という返答をしていた場面を見て「あ、これいいね」と思ったのだ。

 

「どーも」

 

悪くない。ありがとうというには重すぎるが、なにも言わないのは感じが悪いなんていうときに気軽に「どーも」

 

「どーも」が似合う年齢になってきたのだと思う。あまりにも年齢が離れた年下に「どーも」なんて言われたら「なんだこいつ」なんて思ってしまうだろう。

 

ここまで書いておいてアレなんだけど、僕ってなんだか面倒くさい人間に思えてきた。

 

まあ、それはさておき、

言葉のチョイスって大切だと思う。「悪い」というか「よくない」というか。前者は真っ向から否定されているようで感じが悪い。後者はそのニュアンスが少し緩和される。

 

言葉選びひとつが人間関係にも影響するのだから気をつけたいものだと思う。