ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

香りの強い洗濯洗剤が嫌いすぎる

薔薇

洗濯洗剤は見た目ができるだけシンプルでナチュラルなものを選んで購入している。容器はあるので詰め替え用を購入する。

 

今使用しているの洗濯洗剤は香りがほとんどしない。ほんのりと「洗濯しましたよ」といった感じの香りがする程度だ。

 

先日、洗濯洗剤 がなくなったので詰め替え用のそれを購入した。多くのそれのパッケージはピンクやら紫やらの派手な色をしている。バラが咲き誇っているパッケージもあればテディベアが微笑んでいるものもある。

 

それらを選択肢から外すとあと二種類しかない。ところが先日はもう一種類のナチュラル系(だと思われる)洗剤がそこにあった。いつも買うのは750mlだが、新入りのそれは1000mlで値段もさほど変わらない。薔薇の香りと書かれていたのが少し気になったが僕はそれを購入した。

 

「パッケージのデザインがシンプルなのだから、香りもそんなに強くはないだろう」

 

これは完全なる僕の先入観だった。梅雨の真っ只中であるこの時期は部屋干しせざるを得ない。するともう、部屋の中が薔薇の香りで充満してしまうのだ。

 

「これはきついな」

 

いい香りだと思い込もうとするが香りが強すぎる。そこまで自分を主張しなくてもいいじゃないかと思う。君たちはね、ほんのりと香るくらいがいいんだよ。すれ違いざまにね「あ、いい香り」と思わせるくらいがいいんだよ。それが君ときたらどうだ。五メートル先からだっての存在感を主張してくるじゃないか。奥ゆかしさってものを知らないのか。日本の情緒ってものを知らないのか。

 

どうしたらいいだろう。よりにも寄って1000mlもある。多過ぎる。捨ててしまおうか。そのまま排水口に流してしまおうか。いや、そんなことをしたら家のまわりが泡だらけになるに決まっている。この家の住人は何をしたんだとあらぬ疑いをかけられてしまう。

 

シャボン玉を作って遊ぶにも1000 mlは多過ぎる。どれだけシャボン玉を飛ばさなければいけないんだか。

 

我慢して使うしかないよね。 選択肢を間違えた僕がいけないんだよね。パッケージのデザインのシンプルさとその中身はできるだけ一致させてもらいたいものだ。