ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

減らすために必要なものはコレだと思う

足ふきマット

年末にやめたものがある。足ふきマットだ。僕が使用していたのは無印良品のそれ。

 

バスタオルと普通のタオルと足ふきマットがそれぞれ二組。それを二、三日のサイクルで洗濯していた。足ふきマットは厚みがあるので実に乾きにくい。真夏の炎天下でない限り一日の天日干しで乾くことはない。実はそれにイライラしていた。特に冬の時期は乾きにくく洗濯が間に合わないくらいだった。

 

そもそも足ふきマットをそんなに頻繁に洗濯しなきゃいけないのかっていう問題もあるけど。そもそも足ふきマットを洗濯するのかって問題もあるけど。無印良品のそれは見た目がタオルっぽかったから洗濯していたが、マット裏にゴムのついたタイプだったらどうしていただろうか?多分、洗濯していなかったはずだ。「今日はいい天気だから、足ふきマットを天日干しにしようかしら」その程度だったと思う。

 

僕は2016年の終わりに意を決して、脱衣所から足ふきマットを排除してみた。いきなり捨てるのではなく、とりあえずその場から撤去してみる。どうしても不便だと思えば元に戻せばいい。

 

「足ふきマットがないと床が水浸しになるよなぁ」

 

そんな心配は全く無用だった。そもそも床がベチョベチョになるような状態で脱衣所にあがることはなかった。風呂場である程度、体を拭く。そして脱衣所に移動しバスタオルで体を拭く。

 

風呂場とバスタオルの間に若干距離があるから、そこに足ふきマットをおいていた。その上に乗ってバスタオルで体を拭いていた。マットがなければ、バスタオルで足裏を拭けばいい。ただそれだけのことだった。

 

それが必要と思い込んでいるとそこから抜け出すのは難しい。あたりまえ過ぎて考えることすらしないからだ。必要なのは「もっと減らせるはず」という意識。なにが減らせるかはわからないけど、その意識さえあればいつかは減らせるものが見えてくる。

 

焦る必要はない。それが僕の部屋の中にあっても邪魔にはならないから。無理に捨てる必要はない。とりあえず僕の生活に役立っているものだから。方法と意識、プラスきっかけ。これらがそろった時に無理なく手放せるのだと思う。