人に仕事を依頼するときの注意点について
人になにかをお願いするときは、できるだけその人に負担がかからないようにするべきだ。僕はそれをいつも注意している。できるだけの情報を自分で調べて提供する。
なにかを提案する場合はその裏付けとなるデータを添付する。「どうしたらいいですか?」なんてざっくりとした質問はしない。「自分としてはこう考えます。それがベストでしょうか?」そいういう質問の仕方を心がけているいる。
「他部署からこういう依頼がありました。手順を教示いただけますと幸いです」
こんなメールが僕あてに届いた。メールの文章は丁寧だが実にめんどくさい。システムの操作方法をメールで教えろって?そんな面倒なことできないよ。
僕だったら「そちらにお伺いしますので、教えていただけませんか?」っていうけどなぁ。この件については僕は以前にこの依頼者に相談したことがある。
「そろそろシステムの使い方を覚えませんか?そんなに難しくないシステムだから、覚えるのも大したことはありませんよ」
毎回、僕のところに同じような依頼があるので、自分でシステム操作するようにやんわりとお願いしたことがある。
「でも、今は忙しいからなぁ」
何年経っても忙しいという返答で自分で覚えてやろうという気はない。あなたじゃなくてもあなたの部下でもいいでしょうと提案しても「部下君もくだらない仕事で忙しいんだ」という返答。くだらない仕事なんてしてるから忙しいんだよ。
「ご教示願います」というメールの内容に全くやる気を感じなかった僕はしばらくその依頼を放っておいた。
そして、今日ミーティングがあり、彼と顔を合わせた。しかし、この件について直接なにか言われることはなかった。「よろしくね」の一言でもあれば僕の気も晴れるのだけど、顔を合わせても知らん顔。もうちょっとうまくできないかなぁ。
これ以上、こんなくだらないことでモヤモヤしたくなかったので、今回も僕がシステム設定をした。
「メールで操作方法を教えるのは辛いのでこちらで対応しました」
僕の思いが伝わったかなぁ。伝わんないだろうなぁ。