ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

無駄だと思うことも変えられないのが現実

出費

来月から余計な出費が少し減りそうだ。出向先には親睦会というものがあって、属すればいやおうなしに会費を徴収される。毎月800円。年間にすれば9,600円にもなる。まあまあの負担だ。来月には出向を解除される予定だからその出費がなくなるというわけだ。

 

この会を通じ会員の親睦を深め、業務を円滑に進めていく関係を築いていくことを目的とする。

 

会則に書かれてるのはこのようなことだ。もっともらしいことが書かれているが、ざっくばらんに言えば、その金で皆で飲み食いをするということ。春には年度始めの親睦会やお花見が実施される。夏にはビアガーデン、年末には忘年会が実施される。会費は500〜1000円程度と格安。皆から集めた親睦会費を補助にあてるのだ。

 

僕は一度も参加したことがないからその恩恵を受けたことはない。僕にとっては全くムダな出費となる。

 

だったら参加すればいいじゃないかと思うかもしれないが、参加すれば更なる出費が必要になるし時間もムダになる。こういうものの元を取ろうとするのは間違い。

 

親睦会への強制参加は法律的には問題ないのだろうか?親睦会規則には強制参加をうかがわせる記述があるが、実際にはそのような強制力はないのではないかと思う。

 

法律をたてに毎月の支払いを拒否してもいいのだが、面倒な人間だと思われたくないし、毎月数百円で円滑にいくのなら、この出費も仕方がないと思っている。僕が住んでいる地域でも自治会費を強制的に徴収されるが、それを仕方がないと考えるのと一緒だ。

 

 

親睦会があれば、当然それを運営する人がいる。会費を徴収、管理するのも大変だろうし、飲み会を開催するのも大変だろうと思う。できればやめたいと思っている人も多いのではないだろうか。飲みたきゃ勝手に飲め。そして、自分の飲み代くらい自分で払え。

 

この親睦会を通じて社内旅行が企画されることもあるが、ここ数年は参加者が一定数に満たないため実施されていないらしい。飲み会くらいは付き合うが、休日を潰してまで社内旅行に付き合う義理はない。そんな感じではないだろうか。

 

PTAの負担を減らすために規則を変えようとした人がいる。大変だから役員になる人がいない。だったら、その負担を減らすために規則を変えましょうと。

 

結果、規則の変更案は否決されたらしい。「私たちが役員をしていたときは大変だったのよ。その負担を減らすだなんてそんなのズルいわ」こんな理由がまかり通るのだ。

 

そもそもPTAに無関心な人たちは投票に参加しない。反対するものは必死になり投票する。歴代の役員に逆らうようなことをしたくない人もいるだろうから反対にまわる。無関心は無言の壁となるから厄介だ。