給料日を気にしなくなった理由
昨日か今日は給料日だったらしい。僕は毎月、そのことをネット銀行からのメールで知る。
振込がありました
なんの振込だ?アフィリエイトか?グーグルからか?あぁ、そうだ、今日は月末だから会社からの給料が振り込まれたのだと。
その明細はといえば会社のWebサイトで確認することになる。勤怠管理をしているシステム内で詳細を確認するのだ。開いてみたところで額が増えているわけでもないので、それすら滅多に開かない。
毎年少しずつは増えているのだろうが、あまりも緩やか過ぎるので、増えている実感はまるでない。それどころか引かれる額の多さにビックリする。まあ、多く貰ったところで持て余すだけなんだけど。今くらいの給料が身の丈かなぁ。
そのむかしには給料は封筒に入ったものを現金でもらっていたらしい。ほれ、ご苦労さんと偉そうな上司から受け取ったのだろうか。上司のふところから出た金でもないだろうに。
僕が社会人になったころはすでに銀行振込だった。給料明細はペラペラの紙切れ一枚だった。それでも封がされているその紙切れを開くのが楽しみだった。いつしかそれも配られなくなった。結果、給料日なんてものをまるで意識しなくなった。
ついでにいえば僕はボーナス日も気にしたこともない。入社してから今日まで一度もだ。ボーナスが入ったからなにか買おうなんて一度もない。だいたいが未だに夏のボーナス日が何日なのかわからない。冬のボーナスも同様。
大きな買い物といえば車くらいだけど、それとて十年に一度くらいのものだ。車に全く興味がないから必要以上に金をかけない。他に何百万もするなにかを買う勇気なんてない。そんな勇気いらない。
家に憧れはあって「将来はあんな家に住みたい、こんな家に住みたい」っていう理想はあったけど、将来になった今、家なんて賃貸でもじゅうぶんだと考えるようになった。
その土地に根付かず転々としてみたい。ありがたいことにというか残念なことにというか僕には親が残してくれた家があるから、そこに住んでいる。自然と格闘できる家だから、それはそれで面白いと思っている。
あとはなにが欲しい?あ、自動のコーヒーミルが欲しい。三千円くらいの。