ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

モノの価値なんてなぁ、あてにならんわ

切手

コレクション癖ってありますか?わたしは切手集めを趣味にさせられていました。そんなに切手に興味があるわけでもなかったんですけど、なぜか母が記念切手を買ってくれていたんですよね。だから、わたしの趣味というより母の趣味だったのかもしれません。もっというと、母は切手を買うことが好きだっただけなのかもしれません。記念切手って結構頻繁に発売されるんですよね。愛鳥週間、即位何周年記念、なんとか万博、等々。

 

なぜか切手を買ってもらっていた

正月のお年玉つき年賀はがきの商品としての切手シートも沢山ありました。昭和7年とかもあったような気がします。ということは、おじいちゃんも集めていたのかもしれません。そうそう、おじいちゃんにも記念切手を買って貰ったことがあります。フリーマーケットみたいなところで買ってもらった記憶があります。

 

価値が上がるから

母は記念切手をシート単位で買っていました。2,000~3,000円したんでしょうね。母の職場のすぐ近くに郵便局があって、そこで買っていたようです。

 

「こういうのはね、シートで持っておいたほうが価値が上がるの。切ったらダメなの。」

 

切手なのに切ったらダメらしいです。当然、価値は上がりませんでした。戦後の記念切手なんて面額通りの価値しかないようです。

 

面額どおりの価値

いくつかヤフオクに出したことはあるんですが、ほとんど面額通りの落札額でした。価値がないことがわかると、オークション品を郵送するのに普通に切手として使用しました。

 

最初のうちは「記念切手を使うのはもったいない。」なんて思っていました。大量にある切手は、使っても使ってもなくなりません。1つの品に10枚くらい切手を貼ることもあって、切手だらけの品物を送るのが申し訳ないくらいでした。使い切るまでに数年かかりました。

 

切手は骨董品と違って面額よりも価値が下がることはないので、その点はよかったです。なぜだか逆に送料分を得した気分になりました。

 

モノの価値

見返り美人でさえその価値は随分と下がっているようですね。中国の赤猿でしたっけ?その切手も高値だったと思います。今はどうなんでしょうね。興味がないのでググる気もありません。モノの価値なんて時代によって変わりますからね。

 

現金だってそうです。インフレ、デフレでその価値は変わります。0.02%の金利でも銀行に預けといたら間違いないってのは妄想です。知らない間に損してるんですよ。消費税だってこれから上がるんですから。じゃあ、どうしたらいいかって・・・難しいですよねぇ。難しいですけど、欲を出すと損をすることだけはわたしは知っています。