衣装ケースの解体作業は想像以上に大変だった
年末にいくつかゴミを捨てた。不燃ゴミとスプレー缶などの危険物。どちらもまとめて捨てるほどの量がなかったので、袋が一杯になるまで部屋の隅にそっと置いていた。
「これらの袋、いつから置いてあるのかなぁ」
うーん、と唸っても思い出せないくらいに前から置いてあるようだ。しばらくはゴミ袋がいっぱいになる予定もないので、年末だし思い切って捨てることにした。別にあっても邪魔にはならなかったのだが、なければないでスッキリした。サクッと捨てることってやっぱり大事だ。
他にもゴミ袋はあった。中身はよくわからない。袋の中身を見ずに捨てたから。見ると迷いが生じる。この執着だけはいつまで経っても消えることはない。まあ、見ないと中身がわからないくらいのモノだ。どうせ家にあったって必要な時はこない。執着心が戻らないようにサクッと捨てよう。
捨て作業というのは不思議なモノで、ひとつを捨てると、その次に捨てるモノがまたひとつ見えてくる。逆に言えば、ひとつを捨てないと、次に捨てるものがみえてこない。
次に捨てるもの
そして今回も次の捨て対象が見えてきた。掃除機とプラスチックの衣装ケースだ。掃除機はここ何カ月も使用していない。毎日拭き掃除をしている今では、ホコリが発生しないのだ。
掃除というのは汚れたからするものではなく、汚れないようにするもの。掃除機を捨てたらホウキを買おう、なんてことも考えていたことがあるのだが、どうやら僕にはホウキも必要ないみたい。掃き出すホコリがないのだ。雑巾って素晴らしいね。実に素晴らしい。
そして僕は、さっそく掃除機をゴミ袋に入れた。僕の家でずいぶんと長い間、活躍してくれた掃除機。どうも今まで御苦労さん。
問題はプラスチックの衣装ケースの方だ。実はこれ、大量にある。冒頭の写真の通りだ。これを捨てるには、粗大ゴミ料金を200円/個、支払って引き取りにきてもらう必要がある。しかも、一度の引き取りは五個まで。うーん、面倒だなぁ。一個数百円の衣装ケースに200円払うのもなぁ。
普通にプラスチックゴミとして処理する方法もある。ゴミ袋に入れればいいのだ。もちろんそのままでは入らないので、切断する必要がある。コレが実にめんどい。だから今日の今日まで放っておいた。しかし、今は無性に捨てたい。無性に切断したい。ニヤニヤしながらノコギリでギコギコと切断してやりたい。傍から見れば不気味だろうけど。
そして、数日後。
ジャジャーン。
僕は頑張ったよ。必死に作業していたから、ニヤニヤしている余裕なんてまるでなかったけど。
ちなみにプラスチックを切断する際は、切る面に対し、できるだけ平行にしてノコギリを引くと割りと簡単に切断できます。それでもメンドイけどね。
持っている服が少なければ衣装ケースも必要ありませんね。