ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

ピンクとグレーの映画の感想のような話

ピンクとグレー

最近、映画とか舞台とかみると、なにかを作りたいという衝動にかられる。なにかを作って発信する。結局は、このブログを更新したいってことなんだけど。記事を書くだけじゃなくてレイアウト変えたり、誰も気づかないような設定をかえたり。

 

僕にとって、なにかを作って発信する作業というのはこのブログ以外にはない。会社で行っている仕事も似たようなものといえばそうだけど、それを発信したところで社内止まりだ。僕の考えを世界に向けて発信するなんてだいそれたことは考えてないけど、結果的にはそういうツールになっている。わずかながら、中国やニューヨークなんかからもアクセスがあったり。ネットの技術ってすごいよなぁと思う。

 

僕は今日、「ピンクとグレー」という映画をみてきたわけだけど、それを見ている最中にもそんな気持ちになった。だけど、映画に集中したいのでできるだけその気持ちが湧き出てこないように努力した。ピンクとグレー。華やかな色とそうでない色。特にグレーっていうのは、あまり印象がよろしくない。グレーゾーン。グレー金利。灰色だしねずみ色だ。でも、物事は白黒はっきりつければいいってものでもないと思う。グレーだからうまくいくことだってある。白黒はっきりしようと努力して永遠にグレーとなってしまうことだってある。

 

ところでこの映画、前半の青春映画はとてもよかった。後半はよくわからなかった。前半の僕の涙を返せよ。あの笑顔で泣いてしまった僕の涙を返せよ。映画を見ながら自分の青春時代を振り返って、「もっと青春しとけばよかったなぁ。」と思った。まあ、そうやって過去を振り返ると必ず後悔らしきものが先に立つわけで、あと10年経てば、この2016年のことは後悔しているんだと思う。もしくは、なーんも覚えてないか。

 

今この瞬間を大切になんていろんな人がいうけど、そんなに肩肘張って生きていられない。とりあえず平穏無事に今日を過ごせたらいいやと思っているんだけど、振り返ればきっと、「もっと頑張ればよかった。」と後悔するはずなんだ。でも、そんなに頑張れないんだからね、未来の自分だってそんなに頑張っていないだろ?

 

ピンクの世界は華やかでいいと思う。僕は別に人の前に立ちたいわけでもないし、誰かの役を演じてみたいわけでもない。舞台俳優なんて、よくもまあ、あんなにセリフを覚えられるものだと関心する。僕がもし舞台に立つとしてセリフが出てこなくて、頭の中が真っ白になったら、なんて考えただけでもゾッとする。

 

グレーの世界はどうなのだろうか?僕の日常はグレーなのだろうか?自分が何色の世界に住んでいるかなんてかっこいいことは一度も考えたことがないのでわからない。

 

ピンクとグレーを混ぜたらこんな色になるらしい。

ピンクとグレー

 

イヤじゃない色だ。