乗り過ごした新幹線が終電だった場合はどうなるか?
僕はよく新幹線を利用する。遊びに行った最終日はギリギリまで遊んでいたいので、たいていの場合、最終の新幹線を利用する。
疲れ切った旅行帰りの新幹線の中。当然寝るよね。そして、乗り過ごす。
ふと目が覚め「はっ!」と外を見るとそこは僕が降りるべき駅。
「しまった、すぐに降りなくては!!」
慌てて荷物をまとめ降車口に向かう。その瞬間、新幹線は次の駅へ向け無情にも発車。ワゴン販売のお姉さんと目があう。「やっちまったなぁ」という目をして僕を見るお姉さん。ですね。見事にやっちまいましたよ。
寝過ごしてしまったを悔やんでも仕方がない。さて、どうするか。
そろそろ次の駅に着くはずだが、アナウンスはない。どうやら次の駅には止まらないらしい。
しかたなく僕はその席に座ったまま。そして、乗務員が声をかけてきた。
「このお席ですか?」
いえいえ、乗り過ごしてしまったんですよ、と伝えると、乗り換えについて調べ出してくれた。
「引き返す電車は今日はないみたいです」
この乗務員さんの懸命の調査も虚しく、次の停車駅での宿泊決定。話を聞けば、翌日の始発に乗れば、その分の料金は払わなくてもいいらしい。
乗務員さんから証明書をもらう僕。これを翌朝、窓口で見せて手続きをすればいいとのこと。次に降りる駅の近くにあるホテルも丁寧に教えてくれた。明日の朝までホームで過ごすわけにもいくまい。素直にそのホテルに泊まることにする。
お世辞にもきれいとはいえないそのホテル。そのおかげかどうかはわからないが、部屋は空いていた。疲れ切っている僕は、とりあえず寝る。明日の朝の始発を逃さないように目覚ましをセットする。
翌朝、無事に目が覚めた僕は早朝にチェックアウトをする。が、しかし、フロントには誰もおらず入り口も施錠されたまま。
出して下さい。お願いですから、僕をここから出して下さい。
願いは通じ、無事に脱出。慌てて新幹線口に向かう。
窓口の前には僕と同じ紙切れを持った人たちがいる。あなた達も昨夜、乗り過ごしたんですね。昨日の乗務員さんの説明通り追加料金を支払うことなく新幹線ホームへ。あの日、新幹線ホームからみた眩しいほどの朝焼けを僕は忘れない。
乗り過ごした新幹線が終電だった場合の対応方法まとめ
- 新幹線の乗務員に声をかけ、乗り過ごし証明書をもらう
- 一夜を過ごす
- 始発の新幹線に間に合うように駅の窓口へ向う
- 窓口で乗り過ごし証明書を見せる
これで追加料金を払うことなく帰れます。くれぐれも乗り過ごしはしませぬよう。