ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

「ひとつ買ったら、ひとつ捨てる」ルールの目的

ゴミ

 

新しいモノを買ったら、持っているモノをひとつ捨てるというルールがある。僕はこのルールをバカにしていた。そんなルールに縛られなくても厳選して買えばいいだけじゃん。不要なモノは捨てたいときに捨てればいいだけじゃん、と。

 

でも、最近になってようやくこのルールの有効性がわかってきたような気がする。それは「欲しいものを手に入れたいときの後押し」としてのルール。ひとつ捨てればひとつ買ってもいいんだといういいわけにできるのだ。

 

ようするに「捨てるためのルール」ではなく「買うためのルール」

 

無人島になにかひとつだけ持っていっていいとしたらなに持っていく?

 

こんな非現実的な「会話を楽しむためのルール」を日常生活にうまく取りいれたのが、この考えた方だと思う。

 

楽しみながら捨てる。考えて考えて、、、別にそこまでして捨てなくてもいいはずなんだけど、その過程が楽しいっていうか。

 

多分、それだけ悩んで捨てたものなのに数日もすれば、捨てたモノのことなんて忘れているんだと思う。新しく手に入れたモノのほうに気持ちは向いているんだからね。

 

僕は今、コーヒーミルが欲しい。コーヒーは好きなのだが、自分で豆を引いてまで飲みたいとは思わなかった。

 

でも、会社の後輩が持ってきたコーヒーの香りのよさったら。どうにも忘れられない。彼は毎朝自分で豆を引いて、コーヒーを入れてくるのだという。

 

今の僕は会社ではドリップコーヒーを愛用している。厳選して自分のお気に入りのものを愛用しているのだが、自分で引いたそれに比べるとなんとも・・・。

 

だからコーヒーミルが欲しい。毎朝、自分で豆を引いてみたい。自動のそれを買えば、そんなに手間ではないはず。

 

だけども、モノが増えてしまうことがネックで買えないのだ。というより「欲しいなぁ、欲しいなぁ」と日々、コーヒーミルのことを考えているこの状況を楽しんでいる。

 

そして「ひとつ買ったら、ひとつ捨てる」ルールを適用しようとしている。買うためになにを捨てるかを考えている。

 

これがなかなかに難しい。そして悩むのが楽しい。