ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

「アイム ミニマリスト」を読んでの感想

アイム ミニマリスト

YODOKARIさんが出している本「アイム ミニマリスト」

 

 YODOKARIさんが出されている本を読むのはこれで三冊目となります。

 

www.a-s-blog.com

 

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ミニマリストというよりはタイニーハウスやトレーラーハウスで小さく暮らす人たちの紹介本です。

 

こういう暮らし方を考えている人って自分の生活をできるだけ自分の力でやっていこうとする人が多いような気がします。小さく暮らそうとすれば、冷蔵庫も洗濯機も邪魔になりますから、自然とそれらを持たないで生活できる方法を模索するようになるのだと思う。

 

でも、小さく暮らすっていう話をしているのに、話がどんどん膨らんでいくのってなんだか違うよなぁっていつも思うんですね。自然に寄り添った生活をする。自然に感謝する。人に感謝する。ボランティアでコミュニティの大切さを知り、海外に活動の場を広げる。生きていることの意味を考え、話は地球誕生までさかのぼる。

 

こうなるとミニマリズムうんぬんではなく、別の話ですよね。僕が求めているものとはちょっと違う。僕がなにを求めているのかは自分でもわからないけど。

 

僕は今の暮らしの中でできるだけモノを持たない生活をしたいっていうだけ。仕事に追われ現代の生活に疲れているわけでもないし、サラリーマンとしての働き方に疑問を抱いたこともない。

 

だから無理のない生き方(たくさん稼いでたくさん使う)を目指しているわけじゃない。そもそも今の僕は無理などしていない。

 

でも、今の社会の暮らし方にはやっぱ行き過ぎた感はあると思っている。必要以上に消費をさせられる仕組みつくり。僕が生まれたときにはすでにたくさんのモノがあって、それが当たり前になっていた。だから僕はちょっと立ち止まって考えてみた。結果、モノを減らすと楽に生活ができることがわかった。

 

 

本書には何枚か写真もでてきますが、決して少ないモノで生活している感じはない。僕からすれば普通にモノに囲まれて生活している人たちだって思う。だからタイトルである「アイムミニマリスト」に惹かれて読んだら肩透かしをくらうと思います。 

 

面白いなと思ったのは第6章「旅するように住まう」です。一部はこちらのサイトでも紹介されています。

 

yadokari.net

 

特定の家を持たずにホテルなどを転々とする生活です。そのため持ち物は段ボールふたつ分だけ。その日どこに泊まるかはその日に決めるのだそうです。

 

面白そうだとは思いますが、僕が実践したら日々落ち着かずストレスになると思う。旅行でホテルに泊まるときは前もってきちんと準備をしておきたいタイプだから。少しの物音でも目が覚めるのでカプセルホテルは無理だし。

 

でも、期間限定で実践してみたい気持ちはありますね。そうするといやでも今よりももっと持ち物を減らさなくてはいけない。そこまで自分を追い込んでみたい。

 

「小さな家で暮らすってどうなんだろう?」ってことに興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか?

 


アイム・ミニマリスト