引っ越しをするからモノを段ボールに詰める

今宵最後の夜である。明日には引っ越しをする。僕は転勤族ではないから、引っ越しはそう頻繁にはない。なかなかのイベントだ。

明日の引っ越しのためにここ数週間で劇的にモノを減らしてきたといってもよい。

段ボール２つ

これが僕の目標。本当に段ボール２つだけで引っ越せるのだろうかと不安になりながらも「まあ、なんとかなるんじゃない？」と楽観していた僕もいた。

どうしても収まりきらなかったら、手放せばいい。そんな最後の手段があるから楽観できた。 

モノは一か所に集めてみると意外と多くあることに驚かされる。あれだけ処分したはずなのに、いまだにこんなに多くのモノを僕は持っているのだと。

一か所に集めたはいいが、まだ梱包するわけにはいかない。今日の夜もしくは明日の朝まで使うものばかりだ。

「まあ、いいや。引っ越し屋がくるのは昼前だし」

明日の朝、荷造りをしてもじゅうぶんに間に合う。そう考えていた矢先。

「明日のお引越しの時間帯ですが、８時～８時半でよろしいでしょうか？」

お、おぅ・・・。少しばかり早すぎる気もしたが、出発ギリギリの時間帯よりはいい。僕が早起きして荷造りを終わらせればいいだけのことだ。

最初僕は引っ越しの時間帯を９時と希望していた。だけども、その時間は先約があるらしく、「朝一は無理ですが、その次なら」と言われ、朝二になっていた。

それが繰り上がって、まさかの朝ゼロでの引っ越し。

そうなれば、できる限り今日のうちに荷造りをしておくのがよかろうと夕食を早めにすまし、食べたそばから食器やフライパンを段ボールに詰めていった。

荷物の２／３は詰め終わった感じ。あれだけあった荷物がスルスルと段ボールに詰められていく。結果、段ボール２つで余裕で引っ越せそう。

ちなみに箱の中身は衣類が４割、消耗品、食品の消えものが３割、食器や調理器具が２割、その他１割って感じ（容量で計算）

段ボール以外では冷蔵庫と洗濯機、布団一式。洗濯機はこれを機会に新しいものに買い替えようかと思ったのだが、やめた。まだ動くし洗濯機にこだわりはないので。

あとは、明日の朝にすべての荷物を段ボールに収めガムテープで封をしたら終わり。

しばらく、さようなら、この家