奇をてらわず同じモノを購入するほうが疲れない
「年末ですからいらっしゃらないですよね。ご在宅の日はいつでしょうか?」
と昨年末に電話をくれたのは宅配便の女性。宅配便が自宅に届いたのはメールで知っていたけど、会員登録とかしていないから届け日変更とかできなくて、不在にしていることを申し訳なく思っていたんだよね。
そして今日、その荷物を受け取りました。送られてきたのは炭酸水24本。ふるさと納税のお礼の品。定期便で六ヶ月に渡って送られてくるのです。今、うちは炭酸水だらけ。
夏の間はね、ガバガバと炭酸水を飲んでいたけど、こう寒くなると冷たい水をガバガバ飲むことはなくなるよね。半分飲んでは次の日って感じで在庫がなかなか減らない。
僕はいつのころからかビールの代わりに炭酸水を飲むようになっていました。家でお酒を飲むとさ、ついダラダラと過ごしちゃうんだよね。お酒を飲んだあとに本なんて読めないしね。「口の中がしゅわっとすればそれで満たされるのではないだろうか?」と思って炭酸水に代えたところ、これが正解。別にアルコールじゃなくても気持ちは満たされたのでした。
宅配便を受け取るのが午前中の用事。午後からの用事は車のワイパーとシーツを買うこと。車のワイパーはゴムが剥がれてきちゃってたし、敷布団のシーツは裏側にカビが生えて汚くなってたんだよね。
たいていの場合は車検を受けるときにワイパー交換をする。車検以外でワイパー交換をするのなんてはじめて。調べてみると、意外と簡単にワイパー交換はできるらしい。「ここのでっぱりを押したらワイパーが外れるのか」と自分なりにシミュレーションした後に滅多に行かないカー用品店へ。カー用品店の客層って苦手なんだよね。
そそくさとワイパー売り場に向かう。車によって取り付けられるワイパーの種類が違うから、備え付けのカタログで確認するも、よくわからない。わからなければ、わかる人に聞けばいい。ってことで店員さん召喚。
店員さんも慣れたもので「車はどれですか?」と僕の車を確認し、さくっとワイパーを外す。店内に戻り「じゃあ、これですね」と会計をすませ、さくっとワイパーを取り付けてくれる。なんだ、全部やってくれるんじゃん。工賃はかかったけど、110円だって言うんだから、昨日買った缶コーヒーよりも安い。
次はシーツの購入。シーツを売っているところなんてニトリくらいしか思い浮かばない。敷シーツを探すんだけど掛シーツの文字しか目に入ってこない。よく見れば、敷と掛が交互に並んでいる。本当に大事なものが目に入ってこないだなんて。恋は盲目だ。
選ぶのは無難に白。こういうのは奇をてらわない。なにも考えずに今まで使っていたのと同じタイプのものを選ぶ。「せっかくだから少し違うタイプのものを」なんて迷う必要はない。今までもそれでじゅうぶん満足だったのだから。
年明けにシーツを真新しいものにしたことで、なんとなく気持ちも一新される。毎年の恒例行事にしてもいいかもしれない。