ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

暴飲暴食の年末年始

この年末年始は暴飲暴食をしようと決めていた。

 

暴飲暴食

度を過ぎて飲食すること

 

暴飲暴食って決めてするものじゃないし、多くの人はそうならないように気をつけようとしているものなのだろうけど。

 

僕は普段の生活で暴飲暴食をするタイプではない。かといって食生活を我慢しているわけではない。食に関しては節度があるタイプなのだ。

 

節度

行き過ぎのない適当な程度。ほどあい

 

でも、年末年始にはなにも気にすることなく食べたいものを食べようと思った。

 

最近はよく食べログの百名店をチェックするようにしている。どうせ食べるのなら美味しいものを食べようと。そこで調べた西日暮里のパン屋さんのスコーンがとても美味しくて、今後は百名店めぐりをしようと思ったのだ。

 

たいていのスコーンはパサパサしていて口の中の水分を全部もっていかれる感じがするよね。だから好んで買うことは少ないんだけど、日持ちしそうなものの選択肢としてスコーンを選んだ。水分少なめのほうが日持ちしそうじゃない?美味しさよりも日持ち度合いを重視したのだが、その結果の美味しさにはちょっと感動した。百名店巡りのきっかけはスコーンだったのだ。

 

ただ残念なことに年末年始は休みのお店が多い。そんな中で巡ったのはチョコレート屋、ケーキ屋、パン屋、カレー屋、ラーメン屋。

 

カレーに関しては確かにスパイシーさはあったけど「そこまでか?」って感じだった。僕は開店すぐにお店に入ったんだけど、次々と客が訪れていたので確かに美味しいのだろう。僕が点をつけるとしたら星3つの3.48くらいか。

 

ラーメンに関しては食べすぎた感があって美味しさよりも苦しさが印象に残ってしまった。これは完全に僕のミス。

 

僕の前に並んでいた女性に「並盛りは普通の店の大盛りくらいありますけど大丈夫ですか?」と聞いていたので僕は小にするか並にするか悩んでいた。そして店員が僕に問う。「並盛りでよろしいですか?」ここで選択肢がなくなった。Noと言えない僕はYesと答えた。このあと僕は自分の少食を再認識することになる。

 

もうね、三分ノ二くらい食べたら苦しくてたまらんのだよ。確かに一口目の美味しさはあった。濃厚な海老出汁のつけ麺。美味しかったと思う。でも苦しかった。僕は明らかに少食だった。そして、苦行だった。

 

ケーキ屋ではケーキを4つ頼んだ。最初は3つにしておこうと思ったのだけれど、タルトタタンが美味しそうだったので追加で注文した。そのまま宿にもって帰り3時のおやつに2つ食べた。そして夜のデザートにも食べ、翌朝にも食べた。甘いものに関してはいくらでもいけそうな気がする。

 

でも、夜ご飯にはできるだけ野菜を食べるようにしたし、それなりに食事のバランスも考えた。そういうのを考えていないと、なんだか不安になるのだ。僕は暴飲暴食ができないタイプだった。