ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

ミニマリストと食事の関係

ちぢみほうれん草

ミニマリストを目指しても決して減らしたくないものがある。それは食事に関することだ。僕は食を大切にしている。僕自身を作っているのは日々の食事。コンビニ弁当や外食ばかりだからといって、それがすぐに健康に影響するわけではない。しかし、5年10年単位で考えれば影響は少なくないと思う。日々衰えを感じることはないが、いつまでも若くいられるわけでもない。

 

ミリにマリストを目指したいがために食生活も最小限にする人がいる。僕としてはそれはどうかと思う。なにかが違う気がする。なにをするにも健康第一。風邪を引いてダウンすると健康であることのありがたさを痛いほど実感する。

 

なにかを得ればなにかを失うのは世の常だ。便利さや手軽さを求めてコンビニ弁当を食べ続ける。それと引き換えに健康を失ってしまいやしないか。健康はいちばん失いたくないものだ。

 

砂糖は麻薬と同じく依存性がある。甘いものはついつい手が出てしまう。いっときの幸せ。気持ちがホンワカする。しかし、その砂糖によってイライラや倦怠感が増しているとすればどうだろうか。それでも甘いものを食べ続けたいだろうか。

 

スーパーやコンビニでよく見かけるカット野菜。あのカット野菜は漂白剤につけているという話を聞いたことがある。この話を聞くまでは、手軽さと野菜を取らなきゃという気持ちに押されてよく購入していた。しかし、それは間違いだったみたい。野菜をカットすると茶色く変色するのが普通だが、売っているそれはいつまで経っても新鮮そのもの。よく考えればそんなのおかしい。いつまでも新鮮なわけはない。そんな野菜は野菜本来の味が全くしない。

 

僕が食事に関して特に気をつけていることといえば、バランスよく食事をするということだ。そして、野菜を意識して多くとるようにしている。汁ものを野菜たっぷりにすると手軽でいい。野菜たっぷりのお味噌汁やポトフ。顆粒の出汁は使わない。和風にする場合は、いりこを出汁にすると美味い。洋風にする場合は、ローズマリーを1枚入れるだけでプロっぽい味になる。

 

水菜+プチトマト+生ハムを塩胡椒、オリーブオイル、お酢で簡単に和える。たまにチーズやクルミを加えてもいい。塩分の取りすぎには要注意。生ハムの塩分だけでじゅうぶん。

 

自炊は手間がかかるイメージがあるが慣れればなんてことはない。難しく考える必要はない。食材を目の前にしてどれだけイメージできるかだと思う。じゃがいもと豚肉があれば、もう何品か野菜を足して肉じゃがを作る。魚を煮付けるときに一緒に豆腐も煮付ける。

 

自炊しようと思えば、できるだけ定時で仕事を切りあげて家に帰るべき。生活のバランスも必要だと思う。夜中まで仕事をして疲れて帰ってきて自炊をする気になんてなれない。それに寝る前に食べることは避けた方がいい。僕は残業で遅くなると食事の量は減らし、かつ消化のいいものを食べるようにしている。

 

食事をミニマムにするということは取り入れるエネルギーがミニマムになってしまう。日々の食事が僕自身を作っているんだと考えれば食事をおろそかにすべきではない。僕はそう思っている。