災害とミニマリズム
ミニマリストは災害に弱いのでは?という意見を聞いたことがあります。災害に備えて最低限の備蓄をしておきましょうという意見です。確かに役に立つこともあるかもしれませんが、最近の災害に関してはそうもいえないんじゃないかと常々疑問に思っていました。
災害ごみの不法投棄が深刻 復旧に支障
関東・東北豪雨で1万1000戸が床上・床下浸水した茨城県常総市で、使い物にならない家財道具などの“不法”投棄が深刻さを増している。路上や空き地に放置され、不衛生で通行の妨げにもなり、復旧作業にも支障をきたしている。
市役所近くの私有地の空き地約100平方メートルには汚れた畳やタンス、テレビ、日用品を詰め込んだ袋が山積みになっていた。トラックを持っていないなどの理由でごみ置き場に運べない市民らが勝手に捨てたとみられる。
出典:<関東・東北豪雨>災害ごみの不法投棄が深刻 復旧に支障 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
最近起きている災害って全てを破壊しつくすような災害が多いような気がします。豪雨、津波、土石流などなど。家自体は無事でも床上浸水し、家財を全てダメにする場合もありますね。
破壊されたモノは役には立たない
わたしがいいたいことはすでにおわかりでしょう。全てを破壊されると、モノはいざというときにも役に立たない。もっといえば、モノは財産にはならない。骨董も立派な絵も車も家さえも財産にはならない。保険をかけるという方法もありますが、保険なんてほとんどの場合、保険会社が得をするだけですね。
Yahoo!ニュースにもあるようにゴミと化したモノたちは邪魔な存在でしかありません。水浸しになった大量のトイレットペーパーやティッシュは何の役にも立たなくなります。せっかく安売りのときに買い溜めておいたのにね。家電も単なる粗大ゴミです。そんな大量のモノたちのせいで復旧作業は難航します。
小さな親切大きなお世話
避難所が設置されると大量の衣類が届くらしいですね。自分では捨てられない服を避難所に送りつけて、「自分はいいことをした。」なんて自己満足に浸っている人もいるのでしょう。「小さな親切大きなお世話」とはよく言ったものです。「親切の押し売り」も非常に迷惑です。親切をするのなら、まずは相手の気持ちを第一優先で考えるべき。自己満足のためにやるものではないです。
行政に任せるべき?
じゃあ、どうしたらいいのか?とりあえず一番現状把握をしているであろう行政に任せるべきじゃないですかね?本当に必要なモノはなにか?を把握してから対応すべきだと思いますけどね。
以前から災害とミニマリストについては以前から記事にしたいと思っていましたが、なかなか記事にできませんでした。デリケートな問題ですしね。単なる一個人の意見だと思って読んで頂けたらと思います。