ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気があること

2016

みなさんは一年の目標というものをたてるのだろうか?僕は、、、そうだなぁ、自主的にはたてたことがないかもしれない。小学生のときなんかは宿題のように強制的に目標をたてさせられていたような気がする。

 

  • 九九の段を全部覚える。
  • 逆上がりができるように頑張る。
  • 毎日お手伝いをする。

  

きっとそんなものだったんだと思う。なので、大人になってからは、これといって改めて目標をたてることなどしてないのだ。元日の日にたてた目標をその年の大晦日まで覚えて いられる気がしない。だいたい大人になってからの目標ってなんだろうか?

 

  • 国家資格をとる。
  • 残業しないように頑張る。
  • 上司のいうことを素直に聞く。

 

うーん、いまいちのような気がする。目標なんてたてなくても、毎日まいにちそれなりにいい感じだから、それでいいような気がする。掃除をすることなんて、日常になっているので頑張るものでもないし、自炊も頑張ってするものではない。仕事の目標はあくまでも仕事人としての自分の目標であって、僕自身の目標にはなり得ない。それに給料をもらっている以上、仕事を目標通りに頑張るのも当たり前だと思う。

 

少し前まで、僕の判断基準は「かっこいいかどうか?」だった。目標や座右の銘とも少し違うが、なにをするにもそれを基準にしていた。仕事を真面目にやらないことはかっこ悪いことだから頑張る。ファッションにこだわらないのはダサくてかっこ悪いから、それなりに気を使う。文句をいう大人はかっこ悪いと思うから文句はいわない。そんな感じだ。


でも、さすがにこの歳になると、「かっこいいかどうか?」を判断基準にしていること自体が、浅くてかっこわるい気がしてきたのだ。

 

僕にはなりたい大人の姿がある。粋な大人だ。

 

いき【粋】
1 気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気があること。また、そのさま。「粋な姿」「粋な柄」「粋な店」⇔野暮(やぼ)。
2 人情の機微、特に男女関係についてよく理解していること。また、そのさま。「粋な計らい」⇔野暮。
3 花柳界の事情に通じていること。また、花柳界。「粋筋」⇔野暮。

 

花柳界の事情に通じていることは目指していないし、男女関係についてもそれほど理解していなくてもいいので、1が僕の目指すところだろうか。特に色気って大切だと思う。いつまでもかっこよくって色気のある男でいたいと思う。そう、僕の中では、かっこよさと粋は隣り合わせにいるのだ。かっこいいを基準にするほど若くはないし、粋だといってもらえるほどの年齢にも達していない。まあ、僕はその狭間で今年も目標なしに頑張ろうと思う。