ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

ADHD(注意欠陥/多動性障害)について

ADHD

家族が(いらないものを)捨てられない系の掲示板を見ると、たびたびADHDという言葉が出てくる。ADHDとは注意欠陥/多動性障害のことである。

 

adhd.co.jp

 

 

  • 計画性が必要なことに対して、順序立てて取り組むのが苦手。
  • じっくりと考える課題だと取りかかるのを避けたり、遅らせたりする。
  • 長時間座っていなければならない時に、手足をそわそわもぞもぞする。

 

会社の同じチームにもこんな人はいる。切羽詰まらないと仕事をしない人。そして自分だけが忙しいと「忙しいアピール」を必死にする人。僕に言わせれば自業自得で、自ら首を絞めて苦しいといっているようなものである。なぜ、そんなことが分からないのだろうか。同じ失敗を何度も繰り返す。早目に仕事に取り掛かるということができな。計画性がない。言うことは立派なのにそれができない。決して仕事ができないわけではない。自分で自分をコントロールできないのだ。

 

机を指先で叩くくせがある。自分のことばかりしゃべる。周りに相談せずに重要なことを決める。ケアレスミスが多い。なんてことも彼の特徴に見事に当てはまる。

 

なせだろう?とずっと疑問に思っていた。彼はこの病気の類なのかもしれない。ただ、こういうのは病気とは認識されにくくて、その人の性格の問題だと判断されやすい。だから、病院に行くことなんてほとんどないのだろうと思う。精神神経科となれば、さらに足は遠のくだろう。だいたいが病院に行くきっかけがない。痛みを伴えば、病院に行くきっかけにもなるのだろうが。

 

先日の会議のことである。シニアで働いている方がいる。見た目はかなり若いし、おしゃれなシニアである。その方は僕の目の前に座っていたのだが、会議の間中、ずっとゴソゴソしていた。頭をまわしたり、足をバタバタさせたり、腕を組み直したり。一時だってじっとしてはいられないんだなぁと思いながら僕は会議に参加していた。今思えば、まさにこの病気症状のひとつである。

 

以前の職場にいた人もモノ覚えが悪かった。いや、モノ覚えが悪いというレベルではなかった。何度同じことを教えてもどうしても覚えられないのだ。よく覚えて三日。翌日にはすっかり忘れていて、また一から教えなくてはいけない。これではさすがに仕事にならないということで、上司に訴えた。結果、異動となった。仕事にならないのでは仕方がない。実際に異動になったら少し良心が咎めた。

 

その原因といえば、脳にあるらしいのだが詳しいことはわかっていないという。まあ、脳自体よくわかっていないのだろうから、ADHDについてもよくわからないのは仕方がないのかもしれない。気をつけないといけないのは、なんでもかんでもADHDのせいにしないということだと思う。そして疑わしくば、病院できちんと相談してみることではないだろうか。