約束を守らない人への対応方法
なぜ守れない約束をするのだろうと思う。特に仕事上でそれができない人が多い。残念な人間に囲まれて僕は仕事をしているのだ。僕の仕事は社内SEだ。社内案件がほとんどなのでスケジュール的にはどうとでも融通が効く。だから相手に無理強いをすることはほとんどない。
「無理のない範囲で結構ですから」
仕事をお願いする場合は相手のスケジュールを優先する。ただ、ダラダラと仕事をするわけにもいかないので期限は区切る。「じゃあ、来週末までには提出しますね」と仕事相手は自らその提出期限を決める。そして自らその約束を破る。どうしてなんだろう。どうして自分で決めた約束を守れないのだろう。守れない約束をどうしてするのだろう。
「いやー、忙しかったんだよね」
「忘れてたわけじゃないんだよね」
言い訳はどうでもいい。余裕を持って期限を決めればいいだけの話だ。急な仕事が入っても対応できるようにスケジュールというのは立てるべきだ。相手から遅れる旨の連絡がある場合はまだいい。ひどい場合は連絡すらない。二週間の期限を更に一週間過ぎても音沙汰ない。仕方がないからこちらからお伺いをたてる。
「あー、ごめん、まだやってないや」
返事は想定内なので腹が立つことはない。どうせやってないのだろうと僕は最初から諦めているのである。仕事ができないやつ。「お前は本当にダメなやつだな」と心の中で蔑むことで自分の気持ちを冷静に保つ。
期限までにできそうになかったら事前に連絡くらいよこせよ。それくらいできるだろう?約束も守れない。ごめんなさいも言えないなんて、ダメ人間のレッテルを貼られても文句は言えないだろう?
「あと二日待ちます。それ以上遅れると全体のスケジュールを見直さなければいけませんから。その時は関係者を呼んでリスケの会議を行いましょう」
そうやって半ば脅すと翌日には資料が届く。二週間の間にできなかった仕事が脅しをかけるだけでたった一日でできるのだから不思議なものだ。
ようするにやる気の問題。
忙しいとか急な仕事が入ったとかそんなことは関係ないのだ。脅しをかける相手は僕より年齢が上の人ばかり。ある程度の年齢になると怠慢になるのだろうね。
ようするに僕はバカにされているのだと思う。
コイツの言うことなど聞かないでも痛くもかゆくもないと高を括っている。そこで脅しをかける。この仕事が遅れているのはあなたのせいですよということを全員の認識にする。そんな会議を開かれては困るから、慌てて仕事をする。言われなくてもやれよ、大人なんだからさ。