ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

フランス人は10着しか服を持たないの感想

フランス人は10着しか服を持たない

一年以上前に図書館で予約をしていたらしい「フランス人は10着しか服を持たない」という本。すっかり予約したことなど忘れ、興味も失っていた。予約した時点で「まあ、話題の本だし予約しておくか」程度だった。

 

単なる断捨離系のハウツー本かと思っていたがそうではなかった。ブログだったものを一冊の本にしたものらしい。

 

アメリカ人の著者がフランスはパリのマダムシックの元でホームステイをし、その生活から学んだことを一冊の本にしたのだ。著者はアメリカ人なんだね。てっきり日本人だと思っていた。どうせ整理整頓アドバイザーの資格を持った穏やかな生活を送っているふりをしている女性が書いた本だと思っていた。

 

他人の生活からなにかを学ぶっていうのはいいね。それはこのブログが目指している方向性でもある。本書を読んだ後の後付けだけどね。

 

僕のなんでもない生活を誰かが少しでも参考にしてくれれば、そんなにうれしいことはないじゃない?

 

僕自身、他人のブログに影響されることが多々ある。本が紹介されていれば読んでみようと思うし、いい考えがあれば自分の中に取り入れたいと思う。そう思わせるのが「フランス人は10着しか服を持たない」という本です。

 

ただ中盤の「ワードローブと身だしなみ」の章はほとんど読み飛ばした。本の題名からすればここがメインかもしれないけど、その内容的は完全に女性に向けられたもの。

 

「こんな服装がいいよ」「あの香水がオススメ」「メイクはナチュラルに限るね」といった内容。ブログであれば個人の感想としてそれでもいいのかもしれないけど、その内容をそのまま本にしてしまうと、どうしても押し付けがましくなる。センスや好みっていうのは人それぞれだからね。あくまでも日記の一つとして読むべき内容だと思う。

 

あとは基本的には「丁寧に暮らしましょう」ってことかな。実践できている人にとっては改めてそのよさを確認できる内容だと思う。僕は結構できているかな。道具や人に頼らず、なんでも自分でこなせば自然とマダムシックな生活ができるはず。

 

余計な気持ちを排除できれば、自然とモノは減るし、所持したいという欲も減る。気持ちに余裕ができれば穏やかな生活にも近づける。イライラはイライラを呼ぶからね。なりたい自分を少し意識するだけでも生活は変わってくる。そんな暮らしのヒント本です。