ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

原因不明のアレルギーで味覚を失う

象

昨日の夜ご飯を食べている途中から味覚がなくなった。なにを食べても味がしない。味がしないものを食べても楽しくない。食事の前半までは確かに味がしていたんだけどなぁ。こんなにも急に味覚ってなくなるものなのか。

 

原因はきっと鼻づまり。もう一ヶ月以上、鼻づまりの状態が続いていて、特に仕事をしているときなどは大変なのだ。鼻水が気になって仕方がないから鼻にティッシュを詰めて仕事をしている。どうせ誰も僕のことなんて見てやしないさ。気にしない、気にしない。

 

昨日は特にひどかった。鼻水どころの話ではない。目はショボショボしてくるし、口の中はかゆくなる。鼻に詰めたティッシュも五分に一回の頻度で取り替えないと間に合わないくらいだった。鼻水の出すぎで脱水症状に陥るんじゃなかろうか。本気で心配したくらいだった。自分の席を離れると緩和される。僕の席のまわりにアレルギーの元が充満しているに違いない。

 

最近はほんの少しだけ忙しいので、席を離れるわけにもいかなかった。五分に一回、鼻のティッシュを詰め替えないといけないものだから余計にでも忙しい。

 

僕は年に一度程度このように原因不明のアレルギーに悩まされる。それは決まった場所というわけではないが、必ず仕事中に起こる。数年前にアレルギーに襲われたときは、その場所にいることも困難なくらいだった。実際、会議室にこもって仕事をしたくらいだ。

 

他の人は皆平気そう。慌てふためいているのは僕だけ。窓を開けているわけでもないから、なにかが飛んできているということでもなさそう。むしろ外に出たほうが緩和される。

 

仕事は忙しかったが、僕は定時ですぐに帰宅し、シャワーを浴びた。意味があるかはわからないが、アレルギーの元が体についているのだとしたら、すぐにでも洗い流したかった。しかし、そんな努力もむなしく鼻は詰まり、味覚を失った。

 

こういう時は、すぐにネットでその解消法を調べてみるのだが、きまってツボを押せと指示される。腰が痛いときもツボ。頭が痛くてもツボ。元気がなくてもツボ。とにかくツボを押せば解消されるというのだ。

 

ツボを押すのはタダだから、とりあえず押してみる。押したら押したでなんだか治った気にもなる。それでも治らなかったら、ツボを買えとでもいわれるのだろうか。ツボや掛け軸で味覚が戻るなら、それもありかと思う。