ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

アレルギー検査は何科に相談すればよいか?検査方法と費用について

注射

アレルギーの検査に行ってきた。最近の僕はこの記事にある通り会社にいくとアレルギー反応が出る。目は痒くなり、鼻水はとまらない。くしゃみは出るし、頭はボーッとしてくる。先週の金曜日にこの症状になった。

 

会社に出向いていない週末は比較的穏やかに過ごせたのだが、月曜日に出社するとまた同じような症状に悩まされた。自分の机があるフロアにいると症状がひどくなるので、今日は一日、会議室に閉じ込もって仕事をした。

 

「今日もアレルギーが出れば病院へ行こう」

 

そう思って、あらかじめフレックスで早めに出社していた。ここ五年くらいは年に一、二度このような症状に悩まされる。今回ははじめて湿疹も出た。最近ではこういうものができると治りづらいばかりか跡が残る。年だなぁ。そんな理由もあって早めに病院で治療をしたいと思った。

 

僕がいったのは皮膚科。皮膚科にはアレルギー科が併設されている病院も多い。この病院は人気の病院で二、三時間またされることなどザラ。でもきちんとした対応をしてくれるので、その待ち時間も苦にはならない。どうせ本を読んで待っているのだし。

 

「で、どうします?目薬と塗り薬と、えーっと」

 

三時間の待機の後、いきなりどうするかと聞く先生。急いで結論を出そうとするな。三時間も待った甲斐がないじゃないか。まあ、そのあとはきちんと話を聞いてくれたのでよし。

 

  • 自分がいる場所によってアレルギーが出たり出なかったりする
  • 年に一、二度このような状態になるが二日程度ですぐに治る
  • 季節も関係ない

 

このような症状は珍しいのだろうか。「それって本当にアレルギーなのかな」と呟く先生。確かに僕も不思議に思う。「布団にアレルギーがあるのは認識してるんです」と伝えるも「あ、そう」と興味もない様子。まあ、会社のフロアがダニだらけってことも考えられないしね。

 

「湿疹っていうのは、どんな感じ?」

 

脇腹の湿疹を見せると先生は即答した。

 

「それはアレルギーとは関係ないね。毛虫だよ。草とか触らなかった?」

 

そういえば週末は庭掃除をした。そのときにやられてしまったのだろうか。今日も何人か同じような症状の患者さんがいらしたらしい。この時期の庭掃除は要注意ってことだ。僕はたまたまアレルギー反応と湿疹が同時に出てしまっただけのことらしい。まぎらわしいなぁ。とりあえず湿疹の方は注射を打つことになった。

 

リンデロン注2mg

炎症やアレルギー、過剰な免疫力をおさえる働きのほか様々な働きがあります。

 

ネオファーゲン静注20mL

炎症やアレルギーをおさえる働きがあります。

肝臓の働きを改善するお薬です。また、湿疹や皮膚炎などを改善するお薬です。

 

 原因不明のアレルギーは飲み薬で対応。

 

オロパタジン酸塩塩 錠5mg

アレルギー性疾患の治療薬です。アレルギー性疾患、湿疹、蕁麻疹、皮膚のかゆみの症状を改善します。

 

アレルギー検査を申し込んだ

「アレルギー検査をお願いしたいんですど」

 

僕は自分がなんのアレルギーなのだかを知りたかった。アレルギー検査には様々な種類がある。ダニ、ハウスダスト、犬、小麦、アーモンドなど、ざっと見ても百種類以上はある。

 

「どれにします?」

 

検査費用は一件で四百円。どのアレルギー検査をしたいか自分で選べというのだ。なんのアレルギーかわからないから調べたいのに選べとは無理難題だ。どれを選んだらいいのか迷う。

 

「そんなあなたにお特なパックがあります。39種類のアレルギー検査ができて、今なら驚きの四千円でのご提供です!」

 

セット販売というのはどこの世界でもお得らしい。ハウスダストやヒノキなどの自然系が半分、食べ物系が半分のセット。アレルギーの王様みたいな名前が勢ぞろいしている。僕は迷わずこれを選ぶ。いざ採血へ。アレルギー検査は血液検査なのだ。

 

ベッドに横になった僕の腕に針を刺す看護士。

 

「あー、どうしましょう。大変なことに。誰かぁ、誰かぁ」

 

慌てふためく看護士。なに、なにどうしたんだ。そんな声だすなよ。僕の方があんたよりも100倍不安だよ。寝かされているので様子がわからない。どうやら、なにかの液が飛び散ったよう。やれやれ。

 

「服にはかかっていないから大丈夫です」

 

家に帰って来ていた服をみると、しっかりと汚されていた。やれやれ。ちゃんと謝れ。

 

まあ、それはよしとして検査結果はその一週間後に判明することになる。

 

一週間後

僕は一週間後に検査結果を聞くために病院を訪れた。 

 

「検査結果だけですので早めにお呼びしますね」

 

そういわれて呼ばれたのは二時間後。まあ、仕方がない。

 

「えーっとね、アズさん。なにもアレルギーはありませんよ」

 

へ?なにもないとな?先生、今そうおっしゃったか?

 

アレルギー検査

基準値170以下が正常に対して僕の結果は35だ。花粉症の人などは1000を超えることもあるらしい。僕はSランクに相当する。神レベルだといっても過言ではない。これだけ反応が出なければ他の項目を検査してもきっと出ないだろうということだった。

 

アレルギー検査

唯一、「蛾」の項目で棒グラフが伸びていたが、これも全然問題ないレベルだと。他の項目は全て0.27未満。要するに下限値にも達しておらず、検出不可ということだ。

 

「僕は繊細な人間なんです。ちょっとしたことでもアレルギーが出てしまうんです」とか言いたかったんだけど、ダニにまみれようが、カビだらけの部屋で過ごそうがどうってことないらしい。懸命に部屋掃除してるけど僕の健康にはなんの影響もないということか。

 

僕は健康診断もほぼ全ての項目が優良。再検査など行ったことがない。その上、一切のアレルギーもないとはどこまで健康体なんだ。その割には体の調子が悪いということをこのブログでもよく書いているような気がしている。他の人は僕よりももっと大変なのだろうか?肋間神経痛クーラー病ごときで騒いじゃダメなのかもしれない。

 

でも、確かにアレルギー症状は出る。それがアレルギーではないことは判明した。では原因はなにか?精神的なもの?そうだとしたら僕はやっぱり繊細な人間なのだ。