歯のかぶせ物がとれて楽になった件
「今年はもう歯医者に行くことはないだろう」なんて思っていたが甘かった。セラミックの被せものが取れた。それは歯間ブラシで掃除をしていたとき。それほど強くゴシゴシと歯の隙間をこすったわけでもないのにポロリと取れた。
「あー、また歯医者行かなきゃ」
僕は今年に入って歯医者に関する記事を八つ書いている。ブログや日記を書いていると、こうやって過去を振り返ることができるからいいね。記憶ってどんどん忘れていくものだし、すりかわっていくものだから。
被せものが取れた歯の治療をしたのが今年の四月ごろだから約半年まえのことになる。その歯は痛くもなかったのだが、定期健診のときに「虫歯になっていますね」といわれたので治療することにした。これが間違いだった。
治療後もしばらく歯の痛みが続いた。過去の記事を読み直してみると、七月頃にそのことが書かれていたので、三ヶ月以上歯の痛みは続いたみたい。耐え難いくらいの歯の痛みはその時期には治まったのだが、違和感は実は今でも消えてはいない。だから、そちら側の歯は使わないようにしている。
前回の定期健診のときに「その後大丈夫ですか?」と先生に聞かれたのだが僕は「はい、問題ありません」と若干のウソをついた。本当は違和感があったのだが、下手に治療をしてまた痛み出したらやっかいだと思い、余計なことは言わないようにした。
その定期健診からきっちり一ヵ月後の昨日、僕はとれた被せものを持って歯医者に行った。被せものがとれた場合、乾燥させないようにしないといけないみたい。牛乳につけておくか、自分の口の中に入れておくのがいいみたいだけど、そんなのは無理だから、普通に水につけて保管しておいた。
とれた被せものを再びつける先生。力いっぱい押し込む。不安になるくらいに力任せ。すごい圧迫感。締め付けられるように歯が痛い。孫悟空の頭にはめられた緊箍児のように。イタタタタ。僕はなにも悪いことなどしていないのに。
そこまでしないと入らないものなの?被せてあったものが取れただけなんだよ?被せものを削ってなんどか調整をする。
「入りにくかったんで、削って調整しましたから。また外れるようであれば、作り直しが必要がもしれません」
再調整してもらったあとのそれは、今までに比べると違和感がない。全くないわけじゃないけど、調子がいいような気がする。ってことは今までの被せものが合ってなかったってこと?そのために僕は苦しめられてきたってこと?
とりあえず今の被せものが外れないことを祈るばかり。作り直して、またつらい目に合うだなんて、まっぴらごめんだ。