SBI証券でつみたてNISAを行う場合の手順、設定方法について
僕はSBI証券に口座を持っていまして、そこでNISA口座を開設しました。2018年1月にはつみたてNISAという制度がはじまりましたのでNISA→つみたてNISAへ変更しました。
SBI証券でつみたてNISAを実際に運用したときに、画面操作等がわかりづらかったので、その手順などを記載しています。
- なぜ、つみたてNISAに変更したか?
- 投資素人は長期運用に限る!?
- 定期的に積み立てることのメリット
- SBI証券は毎日積立が可能!
- すでにNISAを利用している場合は切り替えが必要
- 【運用手順1】つみたてNISA対象銘柄を表示させる
- 【運用手順2】個別ファンドを選択する
- 【運用手順3】設定条件を入力する
- 設定内容を確認する
なぜ、つみたてNISAに変更したか?
まず、どうして僕がつみたてNISAに変更したか?というところから説明したいと思います。
NISAで運用しようとすれば、個別の株や投資信託を買うことになります。となれば一回の購入額はそれなりです。また、買うタイミングも難しい。もっと難しいのは売るタイミング。ついつい欲が出てしまって売り買いのタイミングを逃すことになります。
投資が趣味で、それに時間や手間ひまをかけられる人はいいのでしょうが、僕の投資熱はそこまで高くありません。が、定期預金の利息はたかが知れているので、投資にもチャレンジしたい。
こんな人にオススメなのがつみたてNISAだと思うのです。つみたてNISAでは金融庁による一定の条件を満たした投資信託・ETFのみが投資対象となっています。
日本で取り扱われている投資信託は何千本とあります。一方、SBI証券で取り扱われているつみたてNISA対象銘柄は126本(2018年1月現在)です。それでも多いと思われるかもしれませんが、もう少し分類すると以下のようになります。
- 国内株式 34本
- 海外株式 40本
- バランス型 52本
国内に投資するか海外に投資するか、バランスを重視するか。ここでフィルタをかけると選択肢はもっと少なくなります。
選択肢が多すぎると、なにを選んだらいいのかがわからなくなります。また世の中にはリスクの高いファンドも多くあるでしょうから、金融庁による一定の条件を満たした投資信託・ETFのみが投資対象という点も安心です。
投資素人は長期運用に限る!?
僕がつみたてNISAに変更した理由はもうひとつあります。僕が行っている投資でいちばん儲かっているのが確定拠出年金だからです。
これは会社の制度なので強制的にやらされている投資で、実はほぼなにも考えずに投資信託を選択し運用しているのですが、これがとても効率よく運用できているのです。まあ、2018年1月現在で世界的にも株価は上昇傾向にありますから、一時的にそう見えるだけかもしれませんが。
確定拠出年金は毎月一定額を積み立てていますので、まさにつみたてNISAと同じ仕組みなのです。だったら個人的にも手を出すべき運用方法はつみたてNISAだろう!という結論にいたりました。
定期的に積み立てることのメリット
つみたてNISAは、毎月一定額を積み立てて投資信託を購入することになります。いわゆるドルコスト平均法という方法ですね。
この方法のいいところは、平均買付単価を抑えることができるという点にあります。例えば、毎月1,000円を積み立てたとします。
- 株価が500円だった場合は、1000円÷500円で2株購入できる
- 株価が200円だった場合は、1000円÷200円で5株購入できる
ようするに株価が高いときには少ない株数を購入し、逆に株価が少ないときは多くの株数を購入することになります。
僕が株や投資信託を買うのに難しいと感じている点は、さきほども話しましたが売買をするタイミングです。毎月決まった額を購入する方法をとれば、そのタイミングを考える必要がないのです。
SBI証券は毎日積立が可能!
SBI証券の場合は以下の5種類のタイミングで積立が行えます。最短でなんと毎日積立が可能なのです。
- 毎日(毎営業日)
- 毎週(月~金曜日)
- 毎月
- 複数日(好きな日付を複数選択)
- 隔月
毎日積み立てるほどお金はないよ?なんて心配は無用。積立額はひとつの投資信託に対して100円から行えます。
すでにNISAを利用している場合は切り替えが必要
NISAとつみたてNISAを併用して運用することはできません。NISAかつみたてNISAのどちらかを選択することになります。ちなみに切り替えにはマイナンバーの提出が必要です。これは事前に行えますので、まだの人は提出しておきましょう。
切り替え手順
- SBI証券にログインします
- 画面右にあるNISA→つみたてNISA「変更」ボタンを押します
- 移行後の画面で内容を確認し「書類請求を申し込む」ボタンを押します
- 書類が郵送で送られてきます(数日で届きました)
- 書類の内容を確認し署名します(行う作業は署名と日付の記入だけです)
- 返信用封筒に入れ送り返します
切り替えが完了したかどうかの連絡はきません。(確かメールもこなかったと思います・・・)切り替え自体は数日で終わる(はず)なので、頃合をはかってサイトにログインしてみてください。
【運用手順1】つみたてNISA対象銘柄を表示させる
ここまでくればあとは運用を開始するだけですね。ですが、その設定が実にわかりずらいので、以下にまとめておきました。
- SBI証券のサイトにログインします
- 「投信ロボアド」-「銘柄検索・取扱一覧」をクリックします
- キーワードで検索から「つみたてNISA対象銘柄」をクリックします
- つみたてNISAができる投信銘柄の一覧が表示されます
手順3で絞込み検索を行わないと全てのファンドが一覧に表示されます。上記画面内でも説明していますが、「つみたてNISA」のマークがないファンドはつみたてNISAができません(画面内青字で説明)
これを行わないで、懸命にファンド選定をしても無意味なことになりかねないのでご注意下さい。
【運用手順2】個別ファンドを選択する
- 投資したいファンド名をクリックします
- 「つみたてNISA買付」ボタンをクリックします
【運用手順3】設定条件を入力する
つみたてNISA設定条件入力の画面に移行しますので、ここでどういうタイミングでいくら積み立てるかを設定します。
ここで注意事項があります。画面中ほどに赤字で「積立設定を行う際は、必ず目論見書および目論見書補完書面を確認のうえご登録をお願いいたします。」と表示されますが、とりあえず無視でいいです。この確認作業は次の画面で行うことになります。
- コースを「毎月「毎週」「毎日」の中から選択します
- 必要に応じて申し込み設定日を設定します
- 設定金額を入力します
- 画面を下へスクロールさせると下記のような画面が表示されますので、取引パスワードを入力し「確認画面へ」ボタンを押します
- 「目論見書」「目論見書補完書面」をクリックし内容を確認します
- 手順5を行うと下記画面のように「目論見書(PDF)を閲覧し、確認しました。」にチェック可能となりますので、チェックを入れます
- 「同意して次へ」ボタンを押します
- 「確定する」ボタンを押します
- 次の画面で積立が確定されます
設定内容を確認する
最後に無事に設定できたことを以下の手順で確認しましょう。
- 「取引」-「投資信託」-「投信(積立買付)」-「つみたてNISA設定画面」をクリックします
- 運用手順3で示した画面に移行します
以上です。お役立ていただければさいわいです。