泥人形アゲイン
「手動でメールを送るのはリスクがありますからシステムを作ってください」
そんな提案があったのは泥人形が在籍する部署。僕がもっとも苦手とする部署だ。
メール配信システムの要望を出してきたのは、僕が過去にかかわった泥人形ではなく、また別の泥人形だ。ここの部署の大半は泥人形なようで。
- メールを送る頻度は月2回程度
- その頻度は不定期
- 資料を添付する
添付する資料は別のシステムから出力する。どうやらシステム連携をして自動で資料を添付して顧客に送りたいということらしいのだ。
結構な工数がかかる。検討する余地もない。上司に相談すれば僕と同じ意見だったので、やんわりとお断りした。
そして数日後。
「メール配信システムの件、よろしくお願いします」
いやいや、その件は断っただろうよ。それを全く無視して事を進めようとする。僕が再度お断りすると喧嘩になりそうだったから、上司からお断りをさせてもらった。
そして数日後。
「メール配信システムの件、よろしくお願いします」
さすが泥人形。人の話が全く通じない。泥人形の感覚が全く理解できない。
そもそも月に2回程度メールを送るだけなのに、なぜシステムを構築しなければいけないのか。メールを送ることがそんなにも難しく、リスクの高いことなのだろうか?
システム化すればそれでリスクがなくなったということではない。それは単に責任が泥人形から僕に移っただけのこと。システムだって結局は人がつくるのだから、そこにリスクは必ず存在するのだ。
それとも泥人形だからメールを送ったことがないのだろうか?そんなハイレベルなことはできないということなのだろうか?メールを送る手順を教えてあげればいいのだろうか?
こんなことに時間を割かれるのは、本当にやるせない。人の時間をムダに消費しないで欲しい。