「自分のことだけ考える」を読んでの感想
「自分のことだけ考える」堀江 貴文
基本的には今まで出版された堀江本の内容と同じで言葉を変えただけの内容です。だけども、言っていることは「なるほど」と思うことばかりです。
炎上される者になれ
嫌われ者になって炎上してでも注目されろということではなく、足りない言葉でつぶやいて、とりあえず炎上させて注目を集める。みんながこっちを向いたタイミングで言葉の補足をする。「実はこういうことがいいたかったんです」嫌われものからいいひとに見る目は変わるから、人の心理はあっという間に逆転し、その人を好きになってしまう。そういうテクニックだと思う。
これは「無視されるくらいなら、さあ嫌われよう」に通じること。とりあえず自分という人間の存在を知ってもらう必要がある。その手段が炎上。誰にも気にしていない存在というのが、いちばんつらいこと。あぁ、だから僕はこうやってブログを書いているのかなぁ(蛇足)
他人に期待しない
これはここ数年意識していることで、これを意識しているとストレスはかなり軽減される。他人はコントロールできないので、どうにもならない。僕の期待値が相手に伝わるわけでもなく、それどころかスルーされることのほうが多い。それにいちいち反応していたらストレスはたまるばかり。
「他人に期待しない」ことは訓練できると思う。最初はイライラもするが、そのうち慣れてくる。「他人だから」仕方がないのだと思えてくる。自分のためにも他人には期待しないほうがよい。
他人の正義感はスルーする
他人の正義感ほどやっかないなものはない。それを信じて疑わず、少しでもそこから外れた意見を出すと、相手を全面否定する。
僕の上司がこのタイプで(ほかにも大勢いますけど)、僕も含めた部下たちはだんだんと上司との付き合い方もわかってきたので、この上司にできるだけ「余計なこと」を言わないようになった。言えば反論される。反論されるのが面倒だから言わない。上司のところには情報が集まらなくなっているのだ。それを上司はどうとらえているかのか。そもそも集まらない情報だから、気づくことさえないのか。正義感をふりまわすと損をするという一例。