ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

引っ越し前一か月の日記

日記

一か月後に引っ越しを控えていろいろとやっておきたいことがある。少しずつしか進められないのだけど、確実にひとつひとつ処理できているので、気持ち的にスッキリしてきている。

 

久しぶりにヤフオクで出品したのだけど、ずいぶんと便利な方法に変わっていたのでビックリした。以前だと落札後のやりとりはメールに近いもの(自分で文章を考える)だったのだが、今は「取引ナビ」に従って処理を進めていけばよい。これがとても便利。

 

気を使った文章を考えなくてもよいし、住所連絡等もあらかじめ登録しておいたものが自動的に相手に知らせられる仕組みになっている。落札金額も自分で計算しなくてよいので、金額間違えのトラブルも防げる。

 

調子にのっていろいろ出品した。主には衣類。先日、カジュアルなジャケットを買ったので、手持ちのジャケット2着、ニット1着を出品したら落札された。

 

ズボンも新しいものが欲しいと思いながら手持ちが5本あったので買わないでいた。3本出品したら3本とも落札されてしまったので、今は2本しかズボンがない。新しいの買わなくちゃ。

 

車の整備もした。タイヤはひび割れていたし、バッテリーもずいぶんと消耗していたようだったから地元を離れる前に総点検しておきたかった。

 

引っ越し後に点検しても問題はないのだけど、今までお世話になったところだし、安心感もあるので、そこにお願いした。思ったよりも安くしてくれた。これで安心。なにせ次の地は運転マナーの悪い地だから。

 

僕は普段ベッドで寝ているので敷布団を持っていない。次の地にセミダブルのベッドを持っていく気はないから敷布団を買っておかなければいけない。この作業は旅立つ前でなければいけない。ついたその日に寝ないといけないから。

 

マットレスと敷布団を買うつもりだったけど、マットレスは買わないことにした。どうしても寝心地が悪ければ、そのときに買えばよい。いちばんコンパクトに収納できそうな敷布団を買った。結果、その店でいちばん安い敷布団を買うこととなった。

 

お墓参りもした。親戚のひとたちと一緒に。しばらくはお墓参りもできないけど、誰かがお参りしてくれるだろう。引っ越し前のご挨拶もできたのでよかった。引っ越しまでまだ少し時間があるので、機会をみてもう一度お参りしておきたい。

 

パスポートの更新もした。これも引っ越し後でも問題はないのだけど、地元で手続きをしておくと、安心感がある。今回は住民票も移動させるつもりだから、その辺りでトラブらないためにも今のうちに更新しておいたほうがいいだろう。

 

ところで僕は今回、パスポートの写真をピクチャンを利用して撮ったのだが、やり直しとなった。やっぱ厳しいね。

 

で、ピクチャンはあきらめて近くの写真屋さんに入ったのだけど、これがなかなかいい体験だった。

 

はじめて入った写真屋は店内がうす暗い。「やっているのかな?」と不安になりながら入り口のドアを開けたくらいだ。

 

部屋の中央から少しずれたところに女性が座っていた。座椅子に座り本を読んでいた。BGMはラジオ。写真撮影用だろうか、人形やらぬいぐるみやら、その他不思議な小物がたくさんおいてあった。

 

そしてなんといっても雰囲気があるのが、店の主であるその女性。きれいなグレーのソバージュに真っ黒のロングワンピース。ほうきを持ったら完全に魔女だ。

 

僕は白いスクリーンを背にした椅子に座らされる。撮影開始。思った以上に顎を引けといわれる。こんなんじゃ上目遣いな妙な写真になりやしないか?

 

撮影は終わりプリントアウトする。気に入らなかったのか、撮り直しをさせてくれという。僕にはなにが悪いのだかよくわからない。プロとしてのこだわりがあるのだろう。

 

「時間がかかってしまって申し訳ないので千円でいいです」

 

当初値段は千五百円だと聞いていたのだが、まけてくれるようだ。僕としては丁寧に対応していただいたし、二回もプリントアウトしてもらって余計な費用がかかっているのだし普通に支払いたかったのだが、どうしても千円でいいという。善意を素直に受け取った。

 

他にもいくつかすませておきたい用事があるが大方は済ませたつもり。あとは引っ越し直前にならないとできない作業ばかり。電気ガス水道をとめること。引っ越しの手配。郵便物の転送届などなど。

 

引っ越しってなにかと気ぜわしいけど、モノは少ないから荷造りはそれほど大変じゃない予定。