「必要十分生活」を読んでの感想
正直、この手の本は今更読んでもあまり得るものはないだろうと思っていました。じゃあ、なぜ読んだのか。地元の図書館でしか所蔵していないことがわかったからです(引っ越し先の図書館にはなかった)
で、感想。素直に面白いと思いました。改めて考えさせられる部分もありましたし、この本をきっかけにいくつかモノを手放しました。
著者は男性です。だから面白く読めたのだと思う。女性が書いたこれ系の本ってどうにもモヤモヤするんですよね。隠している部分があるだろう?って勘繰っちゃう。
- 仕事編
- 日常生活編
- 情報編
- 趣味嗜好編
- 必要十分生活の心得
この五章から成り立っています。
仕事編
デスクワークをしている人向けの内容です。僕が会社で所持しているものといえばノートパソコンとA4タイプの書類ケース、コーヒーカップのみ。雑品、書類はすべて書類ケースに収まります。
リアルタイムで行っている仕事に関する書類以外はすべて捨てています。紙でしかない情報なんてほぼないいんですよね。必要になったときに電子データを探せばよいだけの話。
自分のメモ書きがある書類などはスキャンしてPDF化しておきます(メモをまとめ直すのが面倒なので)PDF化しても結局は見直すことはほとんどないですね。
日常生活編
水回り、衣類、その他日常生活に関するもののアドバイスです。誰もが役立つのではないだろうかと思います。
水回りはホテルのきれいさを意識する。そのためには毎日掃除する。毎日掃除しないから水垢などが溜まって掃除が大変になる。毎日掃除するためにはモノは最小限に。
わかります。毎日掃除することの大切さは。でも、なぜだかできない。きれいだから掃除しなくてもいいやってつい思っちゃう。
情報編
この章は「まあ、どっちでもいいよね」という感じでした。「スマホの使わないアプリは削除する」とか「メールの保存方法」とか。
「テレビの録画はハードディスクいっぱいまでする」なんて項目まであります。僕的には今のテレビはホントにつまらないので、別のことに時間を使ったほうが有用。
趣味嗜好編
趣味に関していえば「どんどんやったらいい」という考え方です。これには僕も賛成。
日常生活の中に趣味以外の物が混ざっているので邪魔に感じるのだろうと思います
これに共感します。この状態をカオスというのだと思う。趣味だけのモノがある部屋というのはじゅうぶんにありだと思う。
必要十分生活の心得
著者はもともと沢山の物を持っていました。それが必要十分生活に至った理由はなにか。いちばんは引っ越しなのだそうです。
今の僕がまさに引っ越し直前の状態でどんどんモノを減らしていっている状態です。
- 段ボール3つで引っ越したい
- 新居の収納の狭さ
- 新居だからきれいさを保ちたい
- 今の家にはモノを残さない
などと思って持ち物を厳選中です。あとは水回りを毎日掃除するという習慣がつけば・・・。
本書は2015年の5月に発行されています。僕がこのブログをはじめたのと同時期なんですね。そのころに本書を読んでいたとしても、ここまでモノを減らすことはできなかったと思う。
必要十分生活に至るまでには時間がかかるのです。