ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

節分に恵方巻を食べるとなにが良いのか?

恵方巻

節分を意識していたのは子供のころだけだなぁ。父親が鬼のお面をつけて外に逃げて、それを家の中にいる家族が追いかけて豆をまく。その光景の一部は今でも僕の記憶の片隅にある。

 

記憶にあるといえば、サザエさん家の豆まきエピソード。

 

マスオさんが鬼のお面をかぶって、それをカツオたちが追い払う。外に逃げたはずのマスオさんがトイレから出てきて「じゃあ、今のだあれ?」ぞぞぞっ。っていう定番のやつ。何回も見たな。

 

今年は恵方巻の廃棄が問題になっていますね。あれって完全に売る側の問題じゃんって思っていたら、どうやらそうでもないらしい。

 

恵方巻が売り切れてしまうと文句をいう客がいるから、それを恐れて大量に作るらしい。どんだけクレームを恐れているんだって感じだけど、まあ、しかたがないんですかね?客に怒られることよりも食品を捨ててしまう方を選択してしまうという・・・。

 

昨日、節分の日の昼時に近所のスーパーに行きましてね、えらくお惣菜売り場が混んでるなと思ったら、みなさん恵方巻を物色しているんですね。いつも売っている握り寿司なんてひとつもなくて、オール恵方巻。そりゃ売れ残るわって思った。

 

それでもスーパーとしては儲かるんでしょうね。季節ものは利益率が高いんですかね?まんまと乗せられていますよね、僕たち消費者は。まあ、僕は恵方巻は買わなかったですけど。

 

僕の中では恵方巻っていう言い方はしっくりこなくて「巻き寿司」か「太巻き」のほうがしっくりきます。なにが違うんだろう?って思って調べてみると「巻き寿司」は具材が少ないのだそうです。お新香巻きとかかんぴょう巻きのイメージですね。

 

「太巻き」は具材が多くて、だから太くなっちゃったって感じ。それを節分の日に食べると「恵方巻」になる。

 

恵方(えほう)
吉方とも書く。古くは正月の歳神 (としがみ) の来臨する方向をいった。陰陽道が入ってのちは,その年の歳徳神 (としとくじん) ,恵方神がおり,たたり神のめぐってこない最もよい方向とされた。

 

恵方神というのは歳徳神と同じ神さまのようで、美しい女性なんだそうです。その方向を向いて太巻きを食べると「良い」のだとか。良いっていわれてもざっくり過ぎてなにがよいのだかわかりませんね。

 

多分、セブンイレブンが儲かって「良い」ということなのでしょう。

 

今週のお題「わたしの節分」