ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

スーパーでイルカが売られていたので調理して食べてみた

食用イルカ

「この地域の人はイルカを食べるんだってよ?」

 

そう話したのは同郷の同じ職場の少し先輩。イルカを食べる地域があるというのは聞いたことあったのですが、この地域もそうだったとは。

 

イルカは季節もの

イルカは普通にスーパーの鮮魚売り場で売られているらしく、その先輩はずっと探していたのだそうです。が、見つからない。思い切って店員に聞くと、イルカにも取れる時期があるらしく、冬がその旬だというのです。

 

先輩が探し回っていたのは夏ごろ。見つからないわけです。

 

スーパーでイルカを買う

 

「あ、イルカだ」

 

イルカの旬である冬の今。僕はたまたまスーパーでイルカを目にしました。これは買わずにおくべきか。

 

ちなみにイルカを狙って捕獲しているわけではなく、たまたま網に引っかかったイルカを販売しているのだと職場の人が言っていました。

 

ネットで調べてみるとイルカの追い込み漁は行われているようですし、イルカのいけすなんかも存在するのだそう。

 

イルカの調理方法

食べ方は事前に職場の人に聞いて知っていました。ぶり大根のように煮付けて食べるのがおススメだとか。

 

「うわぁ、けっこうニオイするな」

 

パックを開封するとケモノ臭がすごいのです。これは下茹でをすべきだと思い、ネットで検索。「水から茹でて臭みを取れ」とあるので、その通りに3回ほど下茹で。

 

イルカの調理方法

 

アクがすごいです。写真は1回目の下茹で。3回目にはニオイも 気にならなくなったので、ここで下茹では終了。

 

下茹で

適度な大きさに切ります。今回一緒に茹でるものはゴボウのみ。これしか冷蔵庫の中になかったので。

 

調味料を入れて炊く。調理方法をおさらいしておきます。

 

  1. 鍋に水を入れ、イルカを入れる
  2. そのまま煮立たせる(アクが出てもそのまま)
  3. 適当な時間(5分くらい)で火をとめ、水で洗い流す
  4. ニオイが気にならなくなるまで上記を繰り返す(今回は3回しました)
  5. ここで鍋を洗いましょう。アク落とし
  6. 鍋にイルカ、ゴボウ、水、みりん、お酒を入れて煮る(量は適当)
  7. 15分くらいしたら醤油を適量入れる
  8. 水気がなくなる直前まで煮る
  9. 時間をおいて味をしみ込ませる
  10. 食す

 

こんな感じです。ニオイ取りさえきちんと行えば、あとは普通に煮物を作る感じですね。

 

食べます

イルカ


赤身の部分はクジラに近い。皮と脂肪(?)の部分はなんとも不思議な食感です。皮はコリコリしていて、脂肪は溶けていきます。 

 

皮をコリコリと食べているときに「あぁ、これはイルカの表面のツルツルしたところなんだな」なんて考えてしまって妙な気分になったりもしました。

 

今回はじめてイルカ肉を食べたのですが、まあ、一度食べたらいいかなって感じです。

 


イルカと泳ぎ、イルカを食べる (ちくま文庫)