ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

こわい女

こわい女

どこの職場にも面倒な人や関わりたくない人はいると思う。この職場にもそういう人はいて、その人からは本気のやばさを感じる。

 

その人は上司のやることなすこと全てにケチをつけたいようなのだ。

 

「なんでそんなに声が大きいんですか。近所の人も迷惑だと思いますよ」

 

「どうせあなたは間違えるんだから私がやりますよ」

 

「そんなことしてたら人間性疑われますよ?」

 

「ここまでくるとほとんど病気ですね」

 

ほんの些細な事で叩きのめす。しつこく、しつこく。収拾がついたと思わせておいて、さらに追い打ちをかける。

 

なにも失敗していなくても「どうせあなたがやるとろくなことにならないから」といわれなきことで相手にパンチをくらわそうとする。

 

その些細な失敗を誇張し、くる人くる人に言いふらす。でも、多くの人はその人の異常性に気が付いているようで、あたりさわりのない対応をする。それを「みんな私のことをわかってくれる」と勘違いしている。

 

かわいそうな人なんだ。

 

あるときなど、こんな会話をしていた。

 

「スーパーで〇〇君と出会ってね、アレとコレとコレを買っていた。あんなもん食べてるからダメなんだよね」

 

まず、人がなにを食べようがあなたには関係ないと思います。そして、それを食べていたからといって人格を否定することはありません。なにより買い物カゴを覗いてチェックしているということが気持ち悪い。

 

「あら、奥さん、今日の夕食はカレーなのね」

 

嫌われる近所のおせっかいおばちゃんそのものじゃないか。

 

攻撃されているのは今の上司だけではなく、歴代の上司もそうだったという話を聞いた。以前の上司はうつ病になり会社を休みがちだったのだという。そして会社を退職。直後に亡くなられたのだとか。

 

「わたしは絶対にあなたを許しません」

 

というメールが彼女から届いたのは別の部署の人。

 

その人がどうなったのかは僕は知らない。