ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

無理になっちゃったなぁ

懸垂

新しい職場になってから一週間が過ぎるのが早い。一日が過ぎるのも早い。仕事は山のようにあるんだけど、それは自分の裁量でどうにでもなるから、たいていは定時に帰っている。

 

自分でご飯作って、自分で食べて、自分で片付ける。全部自分ひとりでやっても時間に余裕はある。

 

時間があるのだからブログでも書けばいいんだけど、これといって書くこともない。書くことがないってことは、毎日が安定しているってことで、それはそれでよいことだ。

 

「他人がどう思おうと全然気にならなくなった」という僕の発言に対して「他人にどう思われているかが気になって仕方がない」と答えたのは会社の同僚。

 

「気にしてどうするの?気にしたらなにかが変わるの?」などと問い詰めるのも野暮なので「そうだよねぇ、普通は気になるよねぇ」と無難な会話でお茶を濁した。

 

他人が気にならず、自分の生活も代わり映えしないとブログを書く気にならない。ほんの些細なことをブログのネタにしようとしても筆が途中でとまってしまう。「わざわざ書くようなことでもないよなぁ」と。そのまま×ボタンで閉じる。

 

パソコンを閉じ、早々に布団に潜り込んで本を読む。するとあっという間に眠くなる。「まだ、9時半だけど眠いから寝よう」と思って寝る。寝時を逃すと眠れなくなる。

 

そんなに早く寝ると翌朝に目が覚めるのは当然で4時半くらいには目が覚めてしまう。

 

たいていは本を読むんだけど、今日は久しぶりにウォーキングをしようと思った。もうすぐ4月だけど、早朝はまだまだ寒い。ダウンジャケットを羽織る。顔が冷たい。

 

「懸垂、懸垂。懸垂をしなくちゃ」となぜか懸垂をしたい衝動にかられたので、鉄棒を探す。代わりに見つけたのがうんてい。

 

そのいちばん高いところをつかんで体を持ち上げようとする。自分の体が重いのか、なにかの巨大な圧力に押さえつけられているのか。体は上がらない。

 

いちど手を放し、勢いをつけて体を持ち上げようとする。なんとか無理して3回。それ以上は無理。力が入らない。

 

こどものころは余裕だったような気がするんだけどなぁ。無理になっちゃったなぁ。

 

どうすれば懸垂ができるようになるのか?答えはインターネットの中にある。すぐにググってその答えを手に入れようとする。

 

方法はわかった。その方法を頭に叩き込む。3日くらいは筋肉痛だろうから、それが収まったら再チャレンジだ。

 

大切なのは、再びチャレンジすること。「できない」が「できる」ようになるまで頑張ること。それが大事なのだ。