ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

佐渡島一人旅の一日目、賽の河原と大野亀に行く

大野亀

二時間半の船旅を終えて佐渡島の両津港に兆着。レンタカーを借りていざ出発。

 

まずは大野亀に向かいます。もう少し季節があとだと黄色い花が咲いてきれいらしい。なので今は普通。普通といっても僕には非日常なので特別な普通の景色。

 

「おぉ、あれが亀か」

 

あきらかに特別な岩?が目前に出現する。僕は大きなものに出会うとテンションが上がるらしい。巨大なスタジアムや鉄塔。フェリー。今回僕がこの度を選んだのはフェリーに乗りたかったからというのがいちばんの理由。

 

大野亀へ行く前に賽の河原に向かいます。近くの集落に車を停めさせてもらって海岸沿いを歩いていきます。

 

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道中はまあまあ険しい感じでございます。小雨で足元悪いので滑りやすいし。

 

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こんな感じで石が積み上げられている。

 

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幼くして亡くなった子どもたちの霊がまつられているのだそう。

 

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亡くなった子どもたちは朝から懸命に石を積み上げるのだが、夕方になると鬼がやってきて、その石を蹴散らかしてしまう。子どもたちは泣き叫び、翌朝、ふたたび石を積み上げる。そして夕方にはまた鬼がやってくる。

 

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いよいよ大野亀に参ります。の前にまずは腹ごしらえ。近くのロッジで海鮮丼をいただく。ご飯が足りないくらいに海鮮がてんこもり。海鮮が美味しいという事前情報を得ていたからだろうか、とても美味しく感じる。

 

そしていざ...いざ、なんだろう?いざ、亀登り?なんか違う気がするが、ま、いっか。

 

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実は岩の高い部分は土砂崩れの危険性があるため近年は通行禁止らしい。以前は登れていたのだろうか?周辺の遊歩道を回遊する。

 

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写真はいっぱい撮った。

 

そして大野亀を離れる。その帰り道、はじめて「あぁ、大きな亀だ」ということがわかり、その名の由来に納得した。

 

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佐渡島の北部をぐるりと西にまわり、そのまま南下。きれいな海の景色が広がる。「やっぱ太平洋はすごいなぁ」と思った直後、ここは日本海側だということに気がつく。島の北側も南側もぐるりと全て日本海。

 

「あ、馬がいる」

 

と思って慌てて車を引き返し撮らせてもらった写真がこちら。

 

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牛だった。頭の中では牛だと認識していても馬という言葉が出てくるこの不甲斐なさ。これも非日常のなせるが技。脳がいい感じにリラックスしている。

 

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その近くにあった大杉神社。こわくてこれ以上先に進めない。というか獣道すらない。果たして本当にこの先に神社があるのだろうか?忘れ去られたご神仏。

 

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南下する途中でガイドブックにも載っていないような公園に寄ってみたり。いい感じの岩があると人はこうやって何かを飾って拝みたくなるのですね。

 

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ここには魚供養の碑石がありました。海がすんでいてとてもきれい。

 

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次はラピュタ遺跡に行きます!