ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

佐渡島一人旅の一日目、ラピュタ遺跡と佐渡歴史伝説館

北沢浮遊選鉱場跡

佐渡島ひとり旅の一日目の午後。到着したのが佐渡金山跡地。正確には北沢浮遊選鉱場跡。まずは写真を。

 

佐渡の遺跡

ラピュタ遺跡

 

ラピュタ感満載ですね。こんなベタな感想以外出てこない。佐渡と言えば金でかつてはその工場だったらしい。朽ち果ててもこの美しさ。

 

北沢浮遊選鉱場跡

 

朝8時30分に佐渡島に到着して大野亀~沢浮遊選鉱場跡までで15時くらい。島を半周しました。

 

では、今日の宿に向かいます。

 

佐渡島一日目の宿は旅館。僕は大抵の場合、ホテルを予約するし、ましてやひとりで旅館に泊まるなんてはじめて。他に適切な宿泊施設がなかったってのが大きな理由なんだけど、まあ、たまには旅館もいいかという思いもあった。

 

趣のある場所にあるかと思いきや普通に国道沿いにある旅館。ワンレンボブで仕事慣れしていない感じのたどたどしい男が宿のご主人。芸人のさ、あの、名前なんだっけ?あの人に似ててちょっとイライラする。

 

部屋に通されて、すぐに食事。宴会場みたいなところでひとりで食事。軽いバツゲームだ。

 

飲みたくもないビールを頼み(なんとなく飲み物を頼まないといけない雰囲気だった)たいして身の入っていないカニを食べ僕はそそくさとその場を後にした。

 

宿

  

部屋にこもって今日までの出来事をブログにまとめる。なんだか体調が優れない気がする。体の内側に熱がこもっている感じ。単に暑いだけか、熱があるのかわからない。でも風邪を引く要素なんて今日のどこにもなかったはず。

 

そうこうしていると左胸が痛くなってきた。この痛みは佐渡島にいる間中続くことになる。佐渡島の神様を怒らせるようなことでもしたか。

 

次の日は宿根木に行ってみようと思う。是非とも見てみたかった昔ながらの町並み。楽しみだ。

 

屋根

 

佐渡島二日目。今日は宿根木の古い町並みを拝見する予定。宿根木は思ったよりも遠くない。車で30分もあれば到着するみたい。その前にどこかに寄り道して行こうか。

 

僕は行きのフェリーの中で見た佐渡島歴史伝説館が気になっていた。等身大のロボットが佐渡島の歴史を語ってくれるらしい。絶対ヤバイって。僕はこわいもの見たさでそこに向かうことにした。

 

そこも車で約10分と近距離にある。というか佐渡島自体がそんなに大きくない。半日もあれば島のまわりをぐるりと一周できてしまうと思う。

 

佐渡島歴史伝説館。ゴールデンウィークなのに車は数台しかとまっていない。売店も空いていない。すさまじい廃れ感。本当にやっているのだろうか。と躊躇していると男子二人組が館から出てきた。えっ、開園してから一時間も経っていないのにもう出てきちゃったの?あぁ、やっぱりそんな感じなのね。

 

でも、今回のこの機を逃したら僕は一生ここにくることはないだろう。引き返す選択肢はない。思い切って入場料の720円(一割引のチラシを持っていたからこの値段なのです)を払う。

 

「時間制になっておりますので、この扉の前で少しお待ちください」

 

といわれ30秒くらい待つと「どうぞ」と案内された。そのタイミングでどこからともなく五人家族が現れ僕と一緒に入館する。どこから現れたんだ、この家族?この家族もロボットか?

 

一場面2〜3分で物語が語られます。館内は薄暗いし、ロボットは妙にリアルだし、小さい子供だったらこわくて泣いちゃうかも。

 

佐渡歴史伝説館

 

ひとつの物語が終わると横にある次の場面の語りが勝手にはじまります。「あれ?終わり?」「左のブースでなにかはじまってるよね」って感じで自分たちで物語の終わりと次のはじまりを判断して移動することになります。

 

佐渡歴史伝説館

 

一階が終わると二階へ。階段を登っている間に二階の「おじいちゃんおばあちゃん語りの場」が勝手にはじまっています。

 

佐渡歴史伝説館

 

手前にいる子は人の子じゃないからね。ロボットだからね。そしていちばん右にいる方は生身の人です。ロボットの語りが終わると、この人が動き出し伝説を語ってくれるというサプライズ!?別家族がいてくれてよかったと思います。一対一だときつかったと思う。

 

佐渡と言えば罪人が島流しされる島っていうイメージが強いけど、それは事実とは異なると語り部の方がおっしゃっていた。

 

展示ブース、お土産ブースを抜けて館内終了。外に出ると、目立たない位置に檻がある。そこにいたのは一匹のお猿さん。目が合うと恥ずかしいのかさっと目をそらす。まあ、そうなるよねぇ。ってか、こんなところにひとりで閉じ込められちゃって、まるで島流しにあったみたい。

 

佐渡島歴史伝説館にいたのは一時間弱くらいでしょうか。チープ感が好きな人にはたまらないと思います。あれで観光客が集まると踏んだ人の感覚が凄い。

 

さて次は宿根木へ。