ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

佐渡島一人旅の二日目、宿根木の街並みと瘡森(かさもり)のおさすりさん

宿根木

佐渡島旅行二日目。さて、次は今日メインの宿根木。昔ながらの街並みが保存されているらしい。車も多くとまってるし観光バスもとまってる。観光地っぽい感じ。

 

こんな感じですね。

 

宿根木

宿根木

 

いちばん有名なのがこのお家。

 

宿根木

 

どうやらどこも現役で普通に人が住んでいらっしゃる様子。何軒かの家では入場料を払ったら家の中を見せてくれるみたい。外から覗いた感じだと普通に生活感ありあり。

 

日常を観光地にするってなかなかないですよね。僕だったら耐えられない。僕の生活を興味本位で覗いて欲しくなんかない。見学させてもらっている僕が言うのもあれですけど。

 

一時間もあれば全体を見学できると思います。

 

で、時間はといえばまだ午前中。お昼ご飯も食べちゃった。あとはノープラン。さて、どうする??

 

とりあえずまだ行ったことのない島の東側、海岸沿いをドライブするか。この島にきて車を運転しているときに思ったんだけどね「あぁ、ここはあの辺に似てる」「この雰囲気はあの辺」と地元を思い出しちゃったんだよね。観光できて地元を思い出すっていう。

 

適当なところに車をとめて、観光案内板を見上げる。天狗公園に行ってみようか。なんとか神社にいってみようか。と考えていると、ふと気になるイラストが。明らかに男根。おさすりさんって書いてある。ネットで調べると海岸沿いに標識が出ているので、それを目印にしたら行けるらしい。ようし、行くか。

 

と来た道を引き返すも標識は見当たらない。ナビで検索するも「おさすりさん」は検索されない。R18ではじかれているのか。おさすりさんは神聖なものであるぞ。卑猥なものではないぞ。二往復くらいしただろうか。それでも見当たらない。

 

再びネットで検索。住所を調べてナビにセット。ようやくたどりつく。

 

こじんまりとした瘡森社。正式名称は瘡森社なのです。真横には公民館があり、目の前には普通の民家が並んでいる。そんな環境でさすりさんを拝見するのは少し気が引けたが、そんなことに負けてはいけな。どうせ僕は二度とここにくることはないのだから。

 

これがおさすりさんです。立派な黒光り。

 

性の神様

 

こっちにもかわいらしいのがいる。

 

おさすりさん

 

存分にさすっておいたので、これで僕はもう大丈夫。

 

そろそろチェックインの時間だし、宿に戻ろう。と引き換えしている途中。神社仏閣的なものがある旨の案内板を見かけたので急遽予定変更。そちらへ向かう。車はどんどんと山の中へ。島の真ん中へ向かう道は不安になるくらいに細い道が多い。ここで対向車に出会ったらアウトだなと思うも対向車なんていないから安心。

 

ついたお寺は、まあまあ立派でいろんな建物がある。大きな杉の木に囲まれた場所。少し肌寒い。

 

こんな感じ。

 

お寺

 

おごそかな感じ。

 

お寺

 

手入れをすればもっと華やぐんだろうけど、これはこれで雰囲気がある。

 

お寺

 

ちなみにこのお寺は蓮華峰寺といってあじさいで有名なのだそう。同じタイミングでここを訪れていたおばちゃんがそう言ってた。

 

そうしてようやくチェックイン。今日の宿は普通のホテルだけど、割合できたばかりのようできれいだ。一人旅だとホテルの方が気楽でいいね。

 

ここでしばらくグッタリする。こうやって木を休めていると気が抜けるのだろう。再び体調がよくない気がしてきた。昨日と同じで体の中が熱い。でも風邪を引く要素は微塵もない。きっと気のせいだ。食べるところを探そう。

 

ホテルで貰った周辺のおすすめ飲食店マップ。小木町といえばココといういちおしのお店に行く。海鮮丼なんかもやってる居酒屋って感じ。昨日から魚づくしだから今日は肉っぽいものが食べたいなぁ。だったら少しだけ日本酒でもいただくか。

 

なんて思っていたのだけど、店に入った途端、よそ者感を感じたので予定は変更して海鮮丼だけ食べてさっさと店を出る。

 

店を出たころにはさっきまでそれなりにいた観光客はほぼいなくなっていた。夕暮れ時の観光地ってさみしいものなんだ。

 

近くのスーパーで大福餅を買ってホテルに帰る。今日はこのまま体を休める。テレビをつけると令和、令和でまるで正月のよう。テレビをつけたまま寝入って、おかけでぐっすりと眠ることができた。

 

翌日は12時40分のフェリーで本土に帰ることになる。一晩寝て体調は万全。帰る頃になって体調万全だなんて。やはり佐渡島の神様によく思われていなかったのだろう。

 

翌日。ホテルの外に出れば今日は晴天。佐渡島最終日に晴れた景色を見ることができてよかった。

 

佐渡島

 

海がくっきりと青い。波が高くて、あぁ、日本海。

 

佐渡島

 

着いたばかりの両津港で物色したお土産を予定通り買って、フェリーを待つ。また二時間半のゆったっとした船旅だ。

 

おけさ丸

 

これにて初の佐渡島旅行は終わり。僕は今回この島で二泊三日したけれど、ひとり旅であれば一泊すればじゅうぶんに堪能できる島だと思います。

 

いずれにしても来てよかった。来てみないことわからないことは沢山ある。行動に移すことは選択肢として正解。よかったなぁと思えることがまたひとつできた。