ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

2019年から2020年にかけての歌舞伎公演

歌舞伎

スーパー歌舞伎ヤマトタケルが2020年夏に再演されるそうです。場所はIHIステージアラウンド東京。客席が360度回転する劇場です。

 

客席が360度回転する劇場があるのは世界でも東京とオランダのアムステルダムだけなのだとか。

 

www.tbs.co.jp

 

新橋演舞場や松竹座、博多座とは全く異なる空間でヤマトタケルがどのように上演されるのか。宙乗りはどうなるのか。

 

このヤマトタケルという演目は四代目市川猿之助の襲名披露公演でした。そのときはスーパー歌舞伎セカンドではなく、普通のスーパー歌舞伎(普通のっていう表現も変だけど)でした。

 

スーパー歌舞伎セカンドという名前になったのは「空ヲ刻ムモノ」からだったはず。今後はすべてセカンド名義になっていくのでしょうかねぇ。

 

2020年夏のヤマトタケルの前にオグリが上演されます。これも三代目猿之助のスーパー歌舞伎のセカンドバージョンとなるようです。中村隼人とのダブルキャスト。ヤマトタケルも同じく隼人とのダブルキャストとなるようです。

 

2020年夏の歌舞伎界最大のイベントといえば、市川團十郎白猿の襲名披露です。東京オリンピックに合わせた感満載の襲名披露。

 

伝統芸能といえども儲けないといけませんから、オリンピックというイベントに合わせて團十郎襲名を決めてしまったのでしょう。松竹株式会社様が。

 

海老蔵本人もまだ團十郎の名前は早いということで白猿という名前がついています。

 

成田屋の話題でいえば来月7月の歌舞伎座の外郎売です。「堀越勸玄早口言立て相勤め申し候」ってことで、勸玄君が外郎売に挑戦するんですね。チケットはすでに完売。

 

お父さんの海老蔵さんも新之助時代はあっという間にチケットが完売するくらいの大人気でした。勸玄君は六本木で暴れまわることなくすくすくと成長して欲しいものですね。

 

8月には京都で超歌舞伎があります。12月には新橋演舞場で風の谷のナウシカが歌舞伎化されます。歌舞伎ってのは決して古典ではなく、最も新しいものっていうのがよくわかりますね。楽しみです。


舞台パンフレット スーパー歌舞伎 ヤマトタケル