ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

Do or Don't

結果オーライ

やるかやらないか

 

僕とあなたとの違いはそれだけだと思う。

 

今の職場にきて三か月目のときにあるシステムを導入した。わずか10数万円のシステムなのだが、それを導入すれば効果があることは誰の目にも明確。

 

「これ、導入したら今の業務は楽になりますよねぇ」

 

機会があるたびに僕は職場の人々に言いまわった。それはもちろん、この職場のトップであるリーダーにも。

 

そのうち、

 

「早く導入してくれよ」

 

と言われるようになった。そこに需要が発生した。

 

こうなればこっちのもの。それを導入する予算はなかったし、期末の慌ただしいときだったので予算が取れるかどうかも怪しかったが、どうにか特別予算を出してもらって導入に至った。

 

ここまでわずか三か月。自分の中でさえ半年以内に導入できればいいかなぁなんて思って案件。ここまでうまくいくとは思わなかった。

 

おもしろくなさそうなのは冒頭に出てきた「あなた」

 

「わたしだってこの件に関しては何年も前から検討してたんですよ。資料もたくさん作って説明だってしたのに」

 

確かに資料はたくさんあった。ほかのシステムとの比較表。詳細な導入効果の説明資料。数年ごとに同じような資料が作成されている形跡があった。何年にも渡り検討、説明を繰り替えしてきたが導入にはいたらなかったということだ。

 

いくら立派な資料をつくったところで、「それを導入するためのアクション」を起こさなければなにも意味はない。

 

具体的にどう行動するか。まずは予算をどうするか。買ってしまえばこっちのもの。必要なのは行動力。

 

アイデアなんて誰もが似たようなことを思いつく。僕が考えていることだって、別に突拍子もないことなんてない。大切なのは、それをどうやって実現するかだ。

 

できない理由なんていらない。問題が発生すれば、「では、どうしたらその問題を解決できるのか?」を考えればいいだけのこと。

 

自分ひとりの力でどうにもなりそうになければ、誰かを頼ったらいい。誰かを頼ることはダメなことじゃない。小さなプライドなんて持つべきではない。

 

結果オーライで、みんなが喜んでくれればそれでいいじゃないか。