ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

北海道ひとり旅の二日目 根室まで行く

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北海道旅行の二日目。宿泊したのはすすきの。出発までに少し時間があったので、すすきの〜札幌駅周辺をウロウロしてみました。


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テレビ塔。


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時計台。時計台についたらちょうど8時でその時を知らせてくれました。歓迎されているみたいで気分がよかった。


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レンガ作りのなにか。奥に市役所?があるのでしょうか。お盆休みだというのに通勤らしき人がたくさんいた。ひょっとして北海道って社会人の夏休みないの?

 

このあたりをウロウロするつもりはなかったので、なんの予備知識を持つこともなく、でも、「あ、これが時計台か」なんて思いながら、観光っぽい時間を過ごしました。

 

札幌からは特急スーパーおおぞらに乗って釧路まで行きます。約4時間半。北海道は広いんだってことを体感できる乗車時間の長さ。体感するってことに意味があると思うのだ。聞くと知るとじゃ大違いだからさ。


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緑の景色が広がります。


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コロコロと転がっているものはなんでしょう?草を丸めてる?普段はお目にかかれない景色が広がります。


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見渡す限りのとうもろこし畑だったり。誰がこんなにたくさんのとうもろこしを食べるんだ?って思った。僕たちですね。あぁ、北海道ってこうやって僕たちの食を支えてくれてるんだ。

 

途中トラブルで列車が2度ほど停車。結果、20分遅れで釧路に到着しまいた。釧路→根室の乗り換えは5分しかなかったのですが、列車の遅れにも対応してくれて、根室行きの列車はちゃんと待ってくれていた。

 

そして、普通電車で根室へGoです。電車は1両編成。ワンマン電車で運賃は電車の中で払うタイプ。これ、僕苦手なんですよね。いまいち仕組みがよくわかならない。


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流れる緑が美しい。進行方向に顔を向けて左右の窓を見るのがおすすめです。自然の中を駆け抜けていってるんだなぁ感が素晴らしい。


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根室近くの風景。海が見えるとテンション上がりますね。この海の向こうに北方四島があるわけですね。北方領土問題なんて気にしたこともなかったけど、はじめて意識してみた2019年の夏。いいきっかけになりました。このきっかけを作ってくれた僕にありがとう。

 

約2時間40分をかけて北海道の西側、根室まで行ったのですが、わずか15分の滞在でとんぼ帰り。というのも、列車の本数が少ないもんだからこれを逃すと今日中に釧路に帰れないのです。バスという手もあるみたいだけど、遅くなっちゃうっぽいし。

 

というわけで、乗ってきた列車にふたたび乗り込んで帰ります。帰りは列車の先頭に立って景色を楽しみながら帰りました。これがなかなか楽しかった。線路って想像以上に歪んでいて、その歪みが大きいところを通ると列車は大きく揺れます。当たり前なんだけど、これも経験したから実感したこと。

 

行きの列車でも頻繁に汽笛を鳴らしていたんだけど、その理由がわからなかった。列車の先頭に立って車掌と同じ風景を眺めていたことで、その理由がわかりました。鹿です。野生の鹿が多く出没するのです。10回以上は汽笛を鳴らしたでしょうか。中には列車をおちょくった鹿もいたりなんかして、線路上を行ったり来たりとぴょんぴょん跳ね回るのです。列車慣れしてるんですね。引かれないこともわかってる。車掌は鹿を見つけるたびに汽笛を鳴らしスピードを落としますから。京浜東北線なら人がいても平気で跳ねちゃいますけどね。

 

それにしてもこの線路を引いた人の努力はすごいと思う。自然を切り開いて、延々と線路を引いていく。気が遠くなる作業ですね。その努力のおかげで僕は苦労することもなく北海道の西の端っこまで行けたわけですし。途中で乗ってくる人はごくわずかです。時期的にも僕のように観光客が大半だった。普段って空っぽで運行してることも多いのかなぁ、廃線にならなきゃいいけどなぁ、なんて考えても仕方がない心配をしておりました。

 

明日は網走経由、旭川へ向かいます。