ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

北海道ひとり旅の三日目 釧路湿原を見、網走監獄へ行く

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昨日は釧路泊。夜なんかはとっても寒かった。そして、駅前はほとんどなにもないエリアらしく、仕方がないので駅ナカのセブンイレブンでカレーを食べた。

 

今日、3日目は釧路から普通電車にのって網走まで行きます。3時間ちょっとの電車の旅。この電車もワンマン運転で1車両のみのかわいい電車です。途中には釧路湿原もあり、広大な平野が広がっています。まるでアフリカのサバンナみたい。行ったことないから知らんけど。網走の近くになると海が見え始めます。オホーツク海ですね。オホーツクに消ゆです。


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釧路湿原。釧路から網走方面に向かうのであれば左側の座席に座るのがオススメ。


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オホーツクに消ゆ。この海の向こうにロシアがあるのね。


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網走駅に到着。駅名が縦書きなのは珍しいんだと言ったのはタクシーの運転手。網走刑務所を出所した人にはまっすぐな気持ちでここを旅立っていって欲しいという願いを込めて駅長さんが書いたのだとか。

 

網走駅についてすぐに網走監獄に向かいました。バスの時間は微妙なのでタクシーで向かいます。右手、川の向こうには今の刑務所があります。1000人くらい入っているのだとか。ほとんどは薬の売人だそう。薬をやっている人は執行猶予がつくけど、売人は罪が重くて2〜3年はここに入っているみたい。こんな話をタクシーの運転手さんから聞きました。「こわくないですか?」なんて質問したら、「ムショを出てきたばかりの人は何もしやしない。こわいのは公園でたむろっているような若いやつだ」なんて言っていました。

 

10分もかからず網走監獄へ。


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まずはチケットを買います。公式ホームページに割引券があるのでそれを利用すべし。200円割引です。


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ここ数日、北海道の広さを体感している中で「ここを開拓した人は大変だったろうなぁ」なんて思っていたのですが、網走刑務所で服役していた人たちがその労働力だったみたい。囚人だから人扱いされず、まるで奴隷のように使われて、たいした道具もない時代に広大な北海道の道を切り開いたのだとか。当然、多くの犠牲者も生まれ、その石碑が道内の数カ所にあるそうです。


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独房。さみしそう。


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みんな寝てるんだけど妙にリアルでこわかった。今にも誰か起きてきそうで。自分が子どもだったら泣いてたと思う。


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昔の裁判官の服装。おしゃれ!


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ここは国の重要文化財だそう。土足で上がっていいのかな?ってくらいにきれいに保存されている。


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いたるところに人形がいて刑務所内の様子が再現されています。

 

まだまだ写真はたくさんあるのだけど、こんな感じです。監獄食堂では監獄食など食べず、ちばん豪華なイクラ丼を食べました(1600円もするのにイクラ少なめ)滞在時間は2時間半だったんだけど、ゆっくり見てまわろうと思ったら、もう少し時間が必要です。

 

網走からは特急大雪に乗って旭川まで。この道中の景色はわりと普通です。よくある田舎の風景って感じでしょうか。なので、ほとんどを寝て過ごしました。


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北海道の地名って独特でいいですよねぇ。今日は旭川に泊まり、明日は最北端、稚内に向かいます。