ビジョンのない職場
9連休の夏休みを終えてのこの一週間。僕は休み明けでもそんなに気が滅入る方ではないのだが、今回は久しぶりに仕事に気が入らなかった。
やるべきことは多くあるのだろうが、それが見えてこない。気持ちがそれをシャットアウトしている。どうにか気持ちを切り替えないといかんと思うのだが、それさえも億劫。こんな日の一日は長い。
この職場のいい加減さ、くだらなさも僕の気持ちを低下させている。
それに追い打ちをかえるように、またまた職場の引っ越し案が浮上してきた。5月に引っ越したばかりで、まだ三か月しか経っていないというのに。
来月に派遣として受け入れている何名かを正社員として採用することになったらしい。で、今の居室では手狭なので、また別のところに引っ越すことを検討しているのだとか。
正社員うんぬんの話が三か月前に決まっていなかったなんてことは考えられない。この職場はありとあらゆる面で「行き当たりばったり」なのだ。こんな職場で働かされている従業員はかわいそう。僕も含めて。
この職場にはビジョンがまるでない。あるべき姿というゴールを見据えて、そこに向かって従業員一丸となって進むべきなのだが、そのゴール自体があっちに行ったり、こっちに行ったりするものだから、皆は振り回されている。
それによって無駄に体力を奪われ、疲れ切っているのだが職制たちはそんなのお構いなし。自分たちに責任があるとは微塵も感じておらず、なにか問題があれば、他人事のようにふるまう。
僕はできるだけ深入りしないようにしているのだが、それでも被害を被ることはある。散々時間をかけて提案書を作ったものを他人に奪われてしまったり、手抜き工事みたいな仕事をされたり。
世間一般に言われるブラック職場とはまた違った常識の通用しないおかしな(頭の悪い)職場だなぁと思う。ただ、この問題を解決するために僕はこの職場にきたような面もあるので、投げ出すわけにもいかない。
普段は一線を引きながら、ピンポイントで深入りをし、問題が解決したらさっと引き上げる。このやり方が正しいのかどうかわからないけど、そうしないと僕のメンタルがやられてしまう。
気持ちが折れないようにほどほどに頑張るってのもなかなか難しい。