ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

日々の惰性の結果の大掃除

大掃除

年末といえば大掃除。だが僕個人は特別に大掃除をする予定はない。1Kの狭い部屋に置いてあるのはふたつの小さな机と座布団、クッションのみ。ひとつの机上にはパソコンが置いてある。

 

そんな状態だから床を拭き掃除をするのはとても楽。とても楽だから毎日拭き掃除をする。ついでにキッチン側も拭いて、ついでに洗面所も拭いて、ついでにトイレの床も拭けば、部屋のすべての拭き掃除は完了する。

 

毎日拭いても雑巾は汚れる。「毎日掃除してるのにどうしてこんなにも汚れるのだろう?」と毎日思う。週一回も掃除をしなかったあの頃の床はとんでもないことになっていたに違いない。カーペットなんて雑菌だらけだったのだろうと思う。

 

風呂も毎日掃除しているから問題はない。体を拭いたそのタオルで浴室内の水分を拭きとる。カビは湿気が大好きなのは知っているから、その元となる水分を徹底的にふき取るのだ。

 

なのでカビは無論のこと、浴室内がヌメヌメしたことも一度もない。改めての掃除をする必要がないから、掃除用のスポンジも必要ないし、洗剤も必要ない。

 

キッチンも同様。食器を洗ったスポンジでガスレンジも磨く。ガスレンジを磨くのは油跳ねのひどい時だけ。それだけでもレンジ周りの清潔さは保てる。

 

窓ガラスも汚れが目立った時に拭くようにしている。いらなくなったタオルで窓ガラスを拭いて、ついでにベランダも拭いたらタオルは真っ黒になるのでそのままポイする。

 

大掃除が必要ないのはコンパクトに暮らしているからだし、毎日の少しづつの掃除を行っているから。

 

それで日々は気持ちよく生活できるし、年末の忙しいときに休みの日を費やして大掃除をするなんてことも必要なくなる。

 

「年末大掃除は日本の風物詩だからやらねばならないのだ」なんて誰かが言っていたけど、日々の惰性の結果の大掃除なんて風物詩にもならないと思うのだが。