「一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書」を読んでの感想
本のタイトルに「ダイエット」とあるのでダイエットに興味がない人は手に取らないかもしれません。が、実は健康体になるための本です。健康に興味がある人は必読。
パレオというのは旧石器時代を意味する「パレオリシック」のこと。原始人のライフスタイルを実践すれば、太ることもなく健康でいられるんじゃない?という発想からパレオダイエットをすすめているようです。
原始人のライフスタイルを実践するにはどうしたらいいか?を「食う」「寝る」「動く」の三章にわけて紹介しています。
「食う」
人の体は食べることで維持していますから、食べることは基本中の基本。ようするに
「なにを食べるか」が重要なわけです。
世の中にはさまざまなダイエット法がありますが、そのどれもが「特別な効果
」があるわけではない。結局は摂取カロリーの問題。摂取カロリーが消費カロリーを上回れば太りますし、その逆であればやせます。それだけのことなのです。
他には「加工食品をやめることの重要性」や「プチ断食のススメ」「どんな食材を食べるべきか」「サプリメントのススメ」などが紹介されています。
「寝る」
僕がいちばんコントロールできていないと思うのが「寝る」ことです。睡眠の質が低いのです。
大事なのは以下の4つだといいます。
- 光のコントロール
- 日中の運動量
- ストレスホルモン
- 睡眠環境
睡眠にいくサプリメントの紹介もあります。
「動く」
- ひたすら歩く
- NEATを増やす
- 週に12分だけ筋トレを行う
推奨されているのはこの三つ。狩猟採取民は食物を求めてひたすら歩き回る。だから、とにかく歩け、と。
わざわざウォーキングをしなくとも日常で歩数は稼げます。できるだけ階段を使う。あえて別フロアのトイレを使う等。
NEAT(ニート)とは非運動性活動熱産生で、日常生活で消費されるカロリーの合計のこと。日常生活において意識して体を動かそうってことですね。
あと、勧められているのがHIIT。高強度インターバルトレーニング。8分/回を週に2~3回実施するだけ。たった8分なので、「時間がない」なんて言い訳はできません。
これをやっているおかげで筋肉量は減りましたし、お腹まわりも締まってきました。慣れないと、かなりハードですが、それを乗り越えると目に見える効果を得ることができます。
パレオさん(って僕が呼んでいるだけです)はブログもやっていて、参考にさせてもらっています。論文などの研究結果をもとに記事にされているので説得力があります。参考にされたらよいと思います。